オリックス、紀陽銀行と保証ファクタリングサービス提供で提携

2011年11月08日 11:00

 オリックスは、紀陽銀行と提携し、同社の「建設業向け保証ファクタリングサービス」を紀陽銀行のユーザーへ展開。同サービスは、本日より紀陽銀行の本店・各支店で申込受付を開始する。

 保証ファクタリングサービスは、国土交通省の「下請債権保全支援事業制度」に基づき、下請建設業・資材販売業のユーザーが元請建設企業に対して有する工事代金・売掛金などの債権を、同社が元請建設企業を審査の上、保証する取り組み。ユーザーは、一定の保証料を同社へ支払うことで、元請建設企業からの代金未回収リスクをヘッジすることができる。また、同社へ支払う保証料の一部は、財団法人建設業振興基金から助成されるため、ユーザーは助成分を差し引いた保証料で取り組むことが可能となっている。

 同社は、2010年3月に下請債権保全支援事業制度の保証ファクタリング事業者として国土交通省より承認。現在、地域に深いネットワークを有する地方金融機関との提携を推進し、今回に提携は近畿地方では初めてだという。同社は今後もさまざまな事業領域における提携・協業を推進し、多様なニーズに適した金融サービスを提供していく。