岸田文雄総理は14日、都内で開かれた「東京会議2024」の夕食会に出席し「法の支配の下で多様な国家が共存共栄していく世界を目指すことが大事だ」と強調。「日本の総理として国際社会を担うリーダーの1人として、同盟国や同志国はもちろん、グローバル・サウスとも連携しながら、人間の尊厳を中心に据え、世界を分断・対立でなく協調に向け、導いていきたい」とあいさつした。
また岸田総理は4月の国賓待遇での訪米に触れ「日米首脳会談に臨む予定。米国議会からの招待を受け、上下両院合同会議で演説する予定だ」とした。岸田総理は「これまでバイデン大統領とは深い信頼関係の下、自由で開かれたインド太平洋の実現、ウクライナ、中東等、様々な世界の課題に共に取り組んできた。この度の公式訪米では法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化のため、日米間で連携を強化していくことを改めて確認するとともに、日米で共に世界の経済成長を牽引していく方策について議論する」と語った。
またロシアのウクライナ侵略に触れ「ロシアによるウクライナ侵略は欧州にとどまらず、インド太平洋を含む国際秩序全体の根幹を揺るがす暴挙」と厳しく非難。「我が国はロシアによるウクライナ侵略を強く非難し、対露制裁とウクライナ支援を強力に推進していく」と述べた。(編集担当:森高龍二)