NECおよびNECフィールディングは、北海道地域におけるクラウドサービス提供環境の強化を目的に、「NEC北海道データセンター(NEC北海道DC)」を札幌市内に設置することを決定し、着工を開始した。
「NEC北海道DC」は、災害リスクの低い立地で、建物の耐震性能は最上位グレード(I類・地震力割増1.50)の構造。大地震でも大きな損傷なく運営継続が可能であり、サーバルームは2次床免震構造を採用している。また、停電時には無給油で72時間給電可能な自家発電設備や、2回線受電方式(本線予備線受電方式)を含む冗長化された電源設備を設置。セキュリティ面でもICカードや生体認証による厳重な入退出管理を実現する、最新鋭のデータセンターだ。
NECでは、各地域のパートナーと連携し、地域密着型で信頼性の高いデータセンター機能を提供する「地域データセンター」の整備を推進。「NEC北海道DC」の設置は、こうした取り組みに基づくものであり、地方公共団体をはじめとする北海道地域の顧客の多様なニーズに対して、よりきめ細やかな対応を実現するもの。また、昨今急増している、災害時のバックアップ需要などにも対応していく予定だという。なお、同データセンターは、2012年4月からサービスを開始する。