日経平均は下値を探る展開 押し目買いが支え前場は持ち直す

2026年06月29日 11:39

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29日午前の日経平均株価は前週末比491円45銭安の6万8,869円43銭で前場を終えた。一時は6万8,000円台前半まで下落したものの、押し目買いや買い戻しが入り持ち直す展開となった。後場は買いの持続性と7万円台回復への動きが焦点となる。

今回のニュースのポイント

29日午前(前場)の東京株式市場で日経平均株価は前週末比491円45銭安の6万8,869円43銭で前場の取引を終えました。寄り付きは前週末終値近辺で始まりましたが、一時は6万8,000円付近まで下落。その後は押し目買いや買い戻しが入り、6万9,000円近辺まで持ち直す場面もみられました。ドル円相場は1ドル=161円75銭近辺と円安水準を維持しており、市場では積極的な売りにも買いにも傾かない、方向感を探る展開が続いています。

本文
 週明け29日午前の東京株式市場における日経平均株価は、前週末終値(6万9,360円88銭)近辺で取引を開始したものの、前場序盤は売りが優勢となり、一時は6万8,000円台前半まで下値を探る展開となりました。先週の取引で史上初の7万2,000円台到達から3,000円規模の急騰・急落を繰り返した荒い値動きを受け、市場参加者の間では積極的にリスクを取る動きが手控えられています。週明け初日の取引開始直後ということもあり、過度な売り立ては避けつつも、まずはどこまで調整が進むのかという下値の堅さを冷静に確認する動きが先行しました。

 しかし、株価が下落した局面においては、値ごろ感を意識した機関投資家による押し目買いや、短期筋の買い戻し注文が速やかに流入しました。これにより日経平均株価は下値圏から着実に歩を進め、前引けにかけては6万8,800円台後半まで水準を切り上げるなど、底堅さを示す動きが確認されています。先週みられたような想定外の急激な売り崩しへと発展する地合いではなく、一定の価格帯では押し目買いが入りやすい地合いであることがうかがえる展開となりました。現在の東京市場は、投資家が売り買い双方の勢力バランスを測りつつ、新たな需給の均衡点を探る段階に入っています。

 外国為替市場では、ドル円相場が1ドル=161円75銭近辺という歴史的な円安水準を変わらず維持しています。想定レートを大きく上回る円安基調は本来、輸出企業の業績上振れ期待を通じて株価の強力な支えとなる要因ですが、足元の市場では円安メリットの材料だけを根拠に買いの姿勢を強める状況には至っていません。高値警戒感が依然として意識される中、投資家の関心は為替一辺倒の相場展開から、近く本格化する国内企業の四半期決算の動向や日銀の金融政策正常化の針路、さらには海外のマクロ経済指標などを総合的に見極めようとする慎重な様子見姿勢へと移っています。

 下値を試した後に押し目買いによって一定の持ち直しを演じた前場ですが、これによって本格的な上昇基調へ再び反転したと断定するにはなお時期尚早と言えます。本日後場における最大の焦点は、前場終盤にみられた押し目買いの動きに腰の据わった持続性があるかどうか、そして再び心理的節目である7万円の大台を意識した水準まで戻せるかという点にあります。過度なパニック売りが抑制される一方で上値も重いという現在の拮抗状態において、後場も新たな価格帯における均衡点を探る展開が続きそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)