今回のニュースのポイント
北海道電力が30日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比5.9%増の2,144億円となった一方、経常利益は55.0%減の187億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は52.0%減の147億円となりました。相対販売の増加により売上高は伸びたものの、燃料費等調整制度の期ずれ影響が差益から差損へ転じたことなどが利益を押し下げました。通期業績予想に変更はありません。
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北海道電力が7月30日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比5.9%増の2,144億8,100万円、営業利益が同44.3%減の244億4,900万円、経常利益が同55.0%減の187億6,400万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比52.0%減の147億7,700万円となっています。
売上高は前年同期を上回り増収となりました。相対販売の増加に伴い他社販売電力料が増加したことなどが収益を押し上げ、電力販売の堅調な推移が全体売上の伸びにつながりました。
一方で、各段階の利益が前年同期を下回る大幅な減益となった主因は、制度上のタイムラグ(期ずれ影響)にあります。燃料価格の変動を電気料金に反映する燃料費等調整制度において、前年同期に生じていた「差益」が当期は「差損」へと転じたことで収支が悪化しました。この期ずれ影響の反動などにより、経常利益は前年同期比で228億9,300万円減少する結果となりました。
財務面では、電力需要の増加やカーボンニュートラル実現に向けた設備投資に伴い固定資産が増加したものの、四半期純利益の計上などにより純資産も拡大しました。この結果、当第1四半期末の自己資本比率は前連結会計年度末から0.1ポイント上昇し、18.6%となっています。
2027年3月期の通期連結業績予想は従来計画を据え置きます。通期の売上高は前期比13.3%増の9,700億円、営業利益は同34.5%減の480億円、経常利益は同51.1%減の300億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同50.0%減の220億円を見込んでいます。
今後は、燃料価格や為替の動向、期ずれ影響の推移に加え、電力需要の動向や脱炭素関連投資の進捗が通期業績の達成に向けた焦点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













