カルビー、第1四半期営業利益24.4%増 価格改定と生産性改善で収益力回復

2026年07月30日 18:15

今回のニュースのポイント

カルビーが30日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比5.5%増の867億5,900万円、営業利益が同24.4%増の65億8,500万円となりました。段階的に実施した価格改定の効果に加え、せとうち広島工場の稼働増に伴う生産性改善やアジア・オセアニア地域を中心とした海外事業の拡大が利益を押し上げました。売上高営業利益率は7.6%と前年同期から1.2ポイント改善し、収益性の回復が進んでいます。通期業績予想は従来計画を据え置いています。

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 カルビーが7月30日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)の連結決算(日本基準)は、売上高が前年同期比5.5%増の867億5,900万円、営業利益が同24.4%増の65億8,500万円、経常利益が同26.1%増の66億6,400万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比15.2%増の40億8,500万円となっています。売上高営業利益率は前年同期の6.4%から7.6%へ1.2ポイント上昇し、収益力が着実に回復しました。

 国内食品製造販売事業の売上高は前年同期比2.0%増の629億8,300万円となりました。原材料などのコスト高騰が続くなか、段階的に推進してきた価格・規格改定の効果が収益を下支えしました。さらに、基幹工場である「せとうち広島工場」の稼働率向上に伴う生産性改善が利益拡大に大きく寄与しました。国内の主力製品では、「うすしお味」などの定番商品や「堅あげポテト」が伸びたポテトチップスが同2.4%増と堅調でした。一方で、「じゃがりこ」は前年の国産ばれいしょ不作影響が残り同1.3%減となり、シリアル食品も市場縮小の影響を受けて同3.9%減と苦戦しました。

 海外食品製造販売事業は、売上高が前年同期比16.2%増の237億7,600万円と2桁増収を達成しました。前年8月に連結子会社化した米国のHodo, Inc.が寄与したほか、アジア・オセアニア地域が前年同期比22.2%増(現地通貨ベースで10.3%増)と大きく伸長しました。特に中華圏においては、ポテトチップスに加え現地委託生産を拡大している「Jagabee」やシリアル製品「マイグラ」の販売が拡大し、全体の実績を底上げしました。

 2027年3月期の通期連結業績予想は従来計画を維持しています。通期の売上高は前期比8.8%増の3,700億円、営業利益は同0.1%増の262億円、経常利益は同1.4%増の267億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.4%増の174億円を見込んでいます。年間配当予想についても1株当たり69円を変更していません。

 今後は、国内における価格改定効果の浸透や主力商品の販売回復、せとうち広島工場をはじめとする生産効率化の推進に加え、海外市場における成長ペースの維持が通期目標の達成に向けた焦点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)