今回のニュースのポイント
四国電力が発表した2027年3月期第1四半期決算は、売上高が1,822億円と前年同期比3.8%増加し、営業利益は235億円、経常利益は269億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は197億円と増収増益を達成しました。小売販売電力量が減少した一方、卸販売電力量の増加や単価上昇が収益を押し上げたほか、有価証券売却益の計上や、持分法による投資利益の増加も寄与しました。通期業績予想と年間配当予想(55円)は据え置いた。
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四国電力株式会社が7月31日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)の連結決算(日本基準)は、売上高にあたる営業収益が前年同期比3.8%増の1,822億52百万円、営業利益が同3.8%増の235億11百万円となりました。経常利益は同19.0%増の269億67百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同29.1%増の197億32百万円となり、前年同期を上回る増収増益を確保しました。
小売販売電力量は契約電力の減少などにより48億63百万kWh(前年同期比6.6%減)となったものの、相対販売や卸電力取引所での販売拡大により卸販売電力量が37億13百万kWh(同25.7%増)へ大きく増加しました。これにより小売販売収入の減少を卸販売収入の伸び(同41.7%増の456億円)が補い、増収を達成しました。さらに、有価証券売却益(16億66百万円)の計上や持分法による投資利益(24億90百万円)の増加といった営業外収益の改善が、経常利益および純利益の増益幅を広げました。
電源構成では、伊方発電所3号機が前年同期と同様にフル稼働を維持(利用率103%)したほか、出水率の上昇により自社水力発電電力量が7億78百万kWh(同29.8%増)へと増加しました。自社火力発電電力量は15億63百万kWh(同5.7%減)となりました。
2027年3月期の通期連結業績予想について、同社は従来の計画を据え置きました。売上高は前期比21.4%増の9,250億円を見込む一方、営業利益は同45.5%減の370億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同41.0%減の300億円と、通期では減益を見込んでいます。年間配当予想についても1株当たり55円(中間27.5円、期末27.5円)を変更していません。
第1四半期は小売需要の減退を卸販売でカバーし、営業外収益の改善も加わって増収増益を確保しました。今後は卸電力市場の価格動向に加え、夏場の需給状況や通期業績計画の進捗が注目されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













