九州電力、第1四半期は営業利益35%増 発電・販売事業が好調、純利益31%増

2026年07月31日 20:55

今回のニュースのポイント

九州電力が発表した2027年3月期第1四半期決算は、売上高が5,326億円と前年同期比6.9%増加し、営業利益は834億円(同34.9%増)、経常利益は863億円(同45.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は610億円(同30.7%増)と増収増益となりました。発電・販売事業の利益拡大に加え、持分法による投資利益の増加など営業外収益の改善も寄与しました。通期業績予想および配当予想(年間50円)は据え置いています。

本文
 九州電力株式会社が7月31日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)の連結決算(日本基準)は、売上高にあたる営業収益が前年同期比6.9%増の5,326億87百万円、営業利益が同34.9%増の834億30百万円となりました。経常利益は同45.9%増の863億47百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同30.7%増の610億98百万円となり、前年同期を上回る増収増益となりました。

 電気事業を中心とした営業収益の増加に伴い、営業利益は前年同期を34.9%上回りました。さらに営業外収益において、持分法による投資利益が38億74百万円(前年同期は10億62百万円)へ増加したほか、その他の営業外収益も伸びたことが寄与し、経常利益の増益率は営業利益の伸びを上回りました。

 セグメント別の損益では、「発電・販売事業」がセグメント利益749億62百万円(前年同期は492億62百万円)となり、増益に寄与しました。「海外事業」は101億14百万円(同24億75百万円)となったほか、「都市開発事業」も22億94百万円(同8億41百万円)となりました。一方、「送配電事業」は34億48百万円のセグメント損失(同16億98百万円のセグメント利益)となりました。

 2027年3月期の通期連結業績予想について、同社は従来の計画を据え置きました。売上高は前期比2.3%増の2兆3,000億円を見込む一方、営業利益は同16.6%減の2,100億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同15.9%減の1,300億円と、通期では減益を見込んでいます。年間配当予想についても1株当たり50円(中間25円、期末25円)を変更していません。

 第1四半期は営業利益の増加に加え、営業外収益の改善も経常利益の押し上げ要因となりました。今後は通期計画に対する達成ペースに加え、原子力発電所の安定稼働や電力需要、燃料価格の動向が注目されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)