INPEX、今期利益予想を上方修正 年間配当112円へ増配

2026年08月07日 16:11

今回のニュースのポイント

INPEXが7日発表した2026年12月期中間連結決算(IFRS)は、売上収益が前年同期比4.6%減の1兆495億円となったものの、親会社の所有者に帰属する中間利益は同17.7%増の2,631億円となり減収増益で着地しました。原油販売数量の減少で減収となったものの、原油販売価格の上昇や為替の円安推移、法人所得税費用の減少などが利益を押し上げました。あわせて2026年12月期通期の親会社の所有者に帰属する当期利益予想を5,100億円へ引き上げ、年間配当予想も従来計画から12円引き上げて112円(中間56円、期末56円)へ増配することを発表しました。

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 INPEXが7日発表した2026年12月期中間連結決算(IFRS)は、売上収益が前年同期比4.6%減の1兆495億円、営業利益が同0.3%増の6,187億円、税引前中間利益が同0.1%減の6,443億円、親会社の所有者に帰属する中間利益が同17.7%増の2,631億円となりました。原油販売量の減少に伴い売上収益は減少したものの、利益面では大幅な増益を確保して着地しました。

 売上面では原油の販売数量が前年同期比22.8%減となったことが響いたものの、海外原油の平均販売価格が1バレルあたり79.51ドルと前年同期に比べ8.2%上昇したほか、売上換算の平均為替レートが1ドル=158円37銭と前年同期比で10円の円安となったことが下支え要因となりました。セグメント別では、豪州での主力事業である「イクシスプロジェクト」が原油価格上昇を背景に売上高2,158億円(前年同期比17.5%増)、親会社の所有者に帰属する中間利益1,730億円(同24.5%増)と堅調に推移したほか、海外その他のプロジェクトにおける法人所得税費用の減少なども純利益の押し上げに寄与しました。

 中間期の実績を踏まえ、同社は2026年12月期通期の連結業績予想の上方修正を発表しました。通期の売上収益は1兆9,730億円、営業利益は1兆2,230億円、税引前利益は1兆2,780億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は5,100億円を見込んでいます。イクシスプロジェクトの好調な生産推移に加え、下期の前提条件(通期平均でブレント原油1バレル=81.4ドル、為替1ドル=159.2円)を見直したことで利益見通しを大幅に引き上げました。

 業績予想の上方修正に伴い、株主還元策の拡充も打ち出しました。2026年12月期の配当予想について、中間配当を従来予想の50円から56円へ引き上げるとともに、期末配当予想も従来の50円から56円へと上方修正しました。これにより、年間配当予想は従来予想の100円から112円へ引き上げました。

 業績見通しの引き上げと株主還元の強化を同時に示し、積極的な還元姿勢を明確にしました。中東情勢をはじめとする地政学リスクや為替・原油市況の変動が続く中、下期の生産活動および市場環境の推移が引き続き注目されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)