【再訂正】シャープ、第1四半期営業益46%減 通期営業益300億円へ下方修正

2026年08月07日 19:47

今回のニュースのポイント

シャープが7日発表した2027年3月期第1四半期(4~6月)連結決算(日本基準)は、売上高が前年同期比7.9%減の4,352億4百万円、営業利益が同46.3%減の82億10百万円、経常利益が同64.5%減の65億98百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同88.6%減の31億15百万円となりました。
同社は2027年3月期の通期連結業績予想も修正。売上高は1兆7,700億円で据え置いた一方、営業利益を従来予想の490億円から300億円へ、経常利益を390億円から220億円へ、親会社株主に帰属する当期純利益を420億円から250億円へ、それぞれ下方修正しました。

本文
 シャープが7日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)の連結決算(日本基準)は、売上高が前年同期比7.9%減の4,352億4百万円、営業利益が同46.3%減の82億10百万円となりました。経常利益は同64.5%減の65億98百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同88.6%減の31億15百万円となり、売上高、各段階利益とも前年同期を下回りました。

 セグメント別では、スマートライフ事業の売上高が前年同期比2.6%増の1,439億62百万円となった一方、セグメント利益は同45.6%減の37億42百万円となりました。スマートワークプレイス事業は売上高が同6.2%増の2,006億67百万円、セグメント利益が同24.6%減の107億11百万円でした。

 ディスプレイデバイス事業は売上高が前年同期比16.5%減の905億74百万円となり、セグメント損失は21億77百万円を計上しました。前年同期も25億22百万円の損失を計上しており、赤字幅は縮小しました。なお、当期は報告セグメントの区分変更に伴い、前年同期に存在した「その他」の区分がなくなっています。

 同社は今回、第1四半期決算とあわせて2027年3月期の通期連結業績予想を修正しました。売上高予想は従来の1兆7,700億円から変更しなかった一方、営業利益は490億円から300億円へ190億円、38.8%引き下げました。経常利益も390億円から220億円へ170億円、43.6%下方修正しました。

 さらに、親会社株主に帰属する当期純利益についても、従来予想の420億円から250億円へ170億円、40.5%引き下げました。修正後の予想は、売上高が前期比0.4%減、営業利益が同36.3%減、経常利益が同45.5%減、親会社株主に帰属する当期純利益が同47.3%減となる見通しです。

 会社側は業績予想の修正について、樹脂・燃料価格上昇による影響や想定為替レートの見直しなどを反映したとしています。売上高予想は維持したものの、コストや為替など利益面への影響を織り込み、営業利益から最終利益までの利益予想を引き下げた形です。年間配当予想については引き続き未定としています。

 第1四半期は売上高が7.9%減、営業利益が46.3%減となるなど減収減益で着地しました。通期についても売上高予想は据え置いたものの、営業利益、経常利益、純利益の各利益予想を下方修正しています。今後はディスプレイデバイス事業をはじめとする各事業の収益改善に加え、原材料価格や為替動向が通期の利益計画にどのような影響を及ぼすかが焦点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)

【再訂正】初出時、2027年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益予想について「250億円へ上方修正」としていましたが、正しくは従来予想の420億円から250億円への下方修正です。その後の訂正記事においても、営業利益および経常利益について「据え置いた」と記載していましたが、正しくは営業利益を490億円から300億円へ、経常利益を390億円から220億円へそれぞれ下方修正しています。売上高予想のみ1兆7,700億円で据え置いています。重ねて訂正し、お詫びいたします。