国家公務員一般職、8425人が合格 女性46.9%、教養区分は20歳が45.6%

2026年08月13日 09:33

霞が関

国家公務員一般職試験では8425人が合格。教養区分では20歳の合格者が45.6%を占めた。写真は東京・霞が関(画像はイメージ)

今回のニュースのポイント

2026年度の国家公務員一般職試験では、申込者と受験者が前年を上回る一方、合格者は8425人と前年から減少しました。昨年度新設された教養区分では1627人が合格し、このうち20歳が45.6%を占めました。女性の合格割合も46.9%と高い水準が続き、行政区分では49.4%、技術系区分では34.9%と、それぞれ2012年度以降で過去最高となりました。受験年齢や試験内容の見直しを通じ、国家公務員採用の入口にも変化が表れています。

本文
 人事院は12日、2026年度の国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)と専門職試験(大卒程度試験)の合格者を発表しました。一般職試験の合格者は8425人となり、このうち昨年度新設された「教養区分」は1627人でした。教養区分では20歳の合格者が742人と全体の45.6%を占めています。女性の合格者は3954人、全体に占める割合は46.9%となり、人数、割合とも現行制度となった2012年度以降で過去2番目の高水準となりました。

■一般職8425人が合格、申込者は前年比増

 2026年度の一般職試験(大卒程度)の実施結果をみると、申込者は2万6429人(前年度2万5437人)、受験者は1万9386人(同1万8406人)、最終合格者は8425人(同8815人)となりました。

 前年度と比較すると、申込者は992人増加、受験者も980人増加した一方で、最終合格者は390人減少しました。これにより、申込倍率は前年度の2.9倍から3.1倍へ、受験倍率も2.1倍から2.3倍へとそれぞれ上昇しました。

■「教養区分」1627人合格、45.6%が20歳

 一般職試験の合格者8425人の区分別内訳は、行政区分が5618人、技術系区分が1180人、教養区分が1627人となっています。

 教養区分は昨年度新設された制度で、法律学などの専門試験に代えて、一般的な教養を土台とする判断力や思考力などを問う試験です。他の大卒程度試験より受験可能年齢が1歳低く、20歳から受験できる点が特徴です。

 今年度の教養区分では、20歳(大学3年生等)の合格者が742人となり、教養区分合格者全体の45.6%を占めました。前年度の868人(49.2%)から人数、割合とも低下したものの、今年度も20歳の合格者が4割を超えました。

■女性比率46.9%、行政区分では49.4%

 女性合格者の割合も高い水準となりました。女性の合格者は3954人で、全体に占める割合は46.9%となりました。合格者数・割合ともに、現行の試験制度となった2012年度以降で過去2番目の高水準です。

 区分別でみると、行政区分における女性割合が49.4%、技術系区分が34.9%となり、いずれも2012年度以降で過去最高を更新しました。行政区分では女性が合格者のほぼ半数を占め、技術系区分でも女性割合は2012年度以降で最高となりました。なお、教養区分の女性割合は47.0%でした。

■専門職は5078人、新設「刑務官大卒程度」は196人

 同日発表された専門職試験(大卒程度)8種類全体では、申込者1万7279人、受験者1万999人に対し、5078人が最終合格しました。合格者数は前年度の4944人から増加しています。

 専門職のうち、今年度新設された刑務官採用試験(大卒程度試験)では196人が合格しました(うち女性68人、割合34.7%)。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)