今回のニュースのポイント
8月第1週(3〜7日)の日経平均株価は、一時6万2,700円台まで急落した後に急反発し、5日には終値で6万6,300円台まで上昇するなど極めて荒い値動きとなりました。週末7日は利益確定売りに押され6万5,606円71銭で取引を終えたものの、急騰後に調整しながらも上昇分の大半を保ち、週初から水準を切り上げて6万5,000円台を維持しました。8日の米国市場で主要3指数がそろって上昇したことを受け、週明け10日の東京市場では休場中の米株高をどの程度織り込めるか、5日に終値でつけた6万6,300円台への再挑戦と6万5,000円台の維持が観測ポイントとなります。
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8月第1週(3~7日)の東京株式市場は、円相場や米国株の動向に翻弄されながら激しい値幅を伴う一週間となりました。週初3日の日経平均株価は、急速な円高推移などを嫌気して前週末比607円12銭安の6万3,754円90銭で取引を終え、前場には一時1,600円超安となる6万2,727円まで売り込まれる場面がありました。しかし、安値圏では下値拾いの買いが入り、後場には一時6万3,900円台まで押し戻すなど、激しい下落の中にも買戻し意欲の強さが覗いていました。翌4日も前場に6万2,900円台まで押されながら後場に持ち直し、202円63銭高の6万3,957円53銭と反発して終えました。
相場の流れが一変したのは5日です。前日の米株高を強い追い風として寄り付きから買いが膨らみ、日経平均は前日比2,342円91銭高の6万6,300円44銭と急伸しました。週初に確認された下値の堅さに海外市場からの好材料が加わり、一気に上値を試す展開となりました。その反動から6日は利益確定売りに押されて617円18銭安の6万5,683円26銭、7日も76円55銭安の6万5,606円71銭と2日連続で反落しました。しかし、5日の2,300円を超える上げ幅に対して2日間の下落は計700円弱にとどまっており、急騰後に調整したものの、上昇分の大半を維持して週末を迎えています。終値ベースの水準が週初の6万3,000円台から週末には6万5,000円台へ切り上がった一週間となりました。
こうした激動の一週間を経て迎える10日(月)の東京市場では、休場中の米国株高をどの程度織り込むかが寄り付きの焦点となります。8日の米国株式市場では、大型ハイテク株を中心に買いが優勢となり、ダウ工業株30種平均が前日比151.83ドル高の54,036.93ドル、S&P500種指数が47.68ポイント高の7,757.64、ナスダック総合指数が342.26ポイント高の26,690.61と主要3指数がそろって上昇しました。東京市場が休場中に米株高が進んだことが週明けの材料となります。
一方で為替相場と季節要因には注意が必要です。週末時点のドル円相場は1ドル=157円84銭近辺で推移しており、7日の東京市場終了時点(158円30銭近辺)と比べるとやや円高方向へ振れています。週初に円高が株価の重しとなった経緯があるだけに、為替の動向には引き続き警戒感が残ります。また、お盆休みを取る国内市場参加者が増えやすい時期に入り、薄商いとなる可能性があります。売買が細る局面では、海外材料や為替の小幅な変動に対しても株価が想定以上に振れやすくなるため、寄り付き直後だけの方向感で一日を判断するのは禁物です。
週明け10日の相場観測ポイントとしては、上値はまず6万6,000円台の回復と5日に終値でつけた6万6,300円台への再挑戦ができるか、下値は節目の6万5,000円台をしっかり維持できるかが挙げられます。急伸後の調整をこなしつつ、切り上げた足場を維持できるかどうかは、今後の相場の方向感を考える上で一つの手掛かりとなりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













