7月のコメ相対取引価格3万2486円、前月比4%上昇 取引終盤で数量は全体の4%

2026年08月20日 07:17

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実りの時期を迎えた稲穂。農林水産省によると、令和7年産米の2026年7月の相対取引価格は、全銘柄平均で玄米60キロ当たり3万2486円となり、前月比4%上昇した(写真はイメージ)

今回のニュースのポイント

農林水産省が公表した令和7年産米の2026年7月の相対取引価格は、全銘柄平均で玄米60キロ当たり3万2486円となり、前月から1181円、4%上昇しました。前年同月と比べても5568円、21%高い水準です。ただ、7月の取引数量は7万8978トンで、令和7年産米のこれまでの取引数量全体の約4%。農水省は取引が終盤に入っていることから、7月価格が令和7年産米の取引全体に与える影響は小さいとしています。年産平均価格は3万5451円となり、前年産を41%上回りました。

■ 7月は3万2486円、前月比4%上昇

 農林水産省が発表した「令和7年産米の相対取引価格・数量(令和8年7月速報)」によると、全銘柄平均の相対取引価格は玄米60キロ当たり3万2486円となりました。前月(3万1305円)と比べて1181円(4%)高く、前年同月(2万6918円)との比較では5568円(21%)高くなっています。

 令和7年産米の月別価格の推移をたどると、出回り始めの秋口から高水準で推移した後、年明け2月に3万5056円をつけました。3月には3万3345円へ低下し、4月に3万3447円とわずかに持ち直したものの、5月は3万3164円、6月は3万1305円へと下落傾向が続いていました。7月はそこから再び前月比プラスへ転じた形です。

■ 取引数量は全体の4%、農水省「影響は小さい」

 7月の価格は前月から上昇したものの、この動きをもってコメ市場全体が再び上昇局面へ入ったとみるのは早計です。

 7月単月の相対取引数量は7万8978トンで、前年同月(4万438トン)と比べれば約95%増加しています。しかし、令和7年産米の取引自体はすでに終盤を迎えています。出回り期から7月末までの累積契約数量は180.2万トンに達しており、前年同期(166.6万トン)を13.6万トン上回るペースで進んできました。

 累積数量全体(180.2万トン)に対して7月の取引量(約7.9万トン)が占める割合は全体の約4%にすぎません。相対取引の数量が限られた時期の価格であることから、農水省も「7月の取引価格が令和7年産米の取引全体に与える影響は小さい」との見方を示しています。

■ 年産平均は3万5451円、前年産から41%高

 令和7年産米の出回りから7月までの年産平均価格をみると、玄米60キロ当たり3万5451円となっています。令和6年産の年産平均価格(2万5179円)から1万272円(41%)高い水準となり、前年産を大幅に上回る水準で推移していることが数字の上でも表れています。なお、6月速報時点の年産平均(3万5573円)からは122円低い水準です。

 銘柄別の状況をみると、公表対象となった59銘柄のうち、7月の価格が前月から上昇したのは25銘柄、下降したのは23銘柄と、価格の動きは割れており、市場全体が一様に値上がりしているわけではありません。

 令和7年産米の相対取引が終盤を迎えるなか、今後は令和8年産米の出回りと価格動向が注目されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)