4~6月GDP、実質年率1.1%増 外需が押し上げ、内需はマイナス

2026年08月17日 09:03

178 週末記事(ニート対策)_e

内閣府などが入る中央合同庁舎第5号館。内閣府は17日、2026年4~6月期のGDP1次速報を発表した

今回のニュースのポイント

2026年4~6月期の実質国内総生産(GDP)1次速報は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%増、年率換算で1.1%増となりました。名目GDPは前期比1.2%増、年率4.8%増。実質GDPへの寄与度は国内需要(内需)が0.2ポイントのマイナスとなる一方、外需は0.5ポイントのプラスとなりました。民間最終消費支出はほぼ横ばい、民間企業設備は減少した一方、輸出の増加と輸入の減少が成長率を押し上げました。

本文
 内閣府が17日発表した2026年4~6月期の四半期別GDP速報(1次速報値)によると、物価変動の影響を除いた実質GDPの成長率は前期比0.3%増、このペースが1年間続いたと仮定した年率換算では1.1%増となりました。名目GDPの成長率は、前期比1.2%増、年率換算で4.8%増となりました。

 今回のGDPの主な特徴は、内需がマイナス寄与となる一方、外需がプラス寄与となった点です。実質GDP成長率(前期比0.3%増)に対する寄与度をみると、国内需要(内需)がマイナス0.2ポイントとなったのに対し、財貨・サービスの純輸出(外需)はプラス0.5ポイントとなりました。全体の成長率はプラスを確保したものの、内容としては外需が全体を押し上げる構図となっています。

 内需の内訳を確認すると、民間最終消費支出(個人消費)は実質でマイナス0.0%と、前回のプラスから横ばい圏にとどまりました。うち家計最終消費支出も実質マイナス0.1%となっています。企業の投資意欲を示す民間企業設備(設備投資)は実質マイナス1.2%と減少しました。民間住宅も実質マイナス0.5%となっています。一方で、政府最終消費支出は実質プラス1.6%と伸びを示しました。国内需要全体としては、個人消費の伸び悩みと設備投資の減少が重しとなりました。

 外需においては、財貨・サービスの輸出が実質でプラス0.5%となった一方、財貨・サービスの輸入が実質マイナス1.5%となりました。輸出の増加に加え、控除項目である輸入が減少したことで純輸出(輸出マイナス輸入)の幅が拡大し、外需全体の寄与度を押し上げる要因となりました。

 4~6月期の日本経済は、実質GDPが前期比0.3%増とプラス成長を確保しました。一方、国内需要の寄与度はマイナスとなり、外需が成長率を押し上げる構図となりました。個人消費や設備投資など、国内需要の回復が今後どこまで進むかが焦点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部)