今回のニュースのポイント
不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」を運営するLIFULLは9月18日、中古マンションと中古戸建ての物件詳細ページにおける洪水・土砂災害リスク情報の判定精度を向上したと発表しました。あわせて公表されたポータルサイト内の利用データ(中古マンション・中古一戸建て・新築一戸建て対象)によると、2026年8月13日に千葉県で発生した大雨の前後を比較した際、千葉県内の物件でハザードマップを閲覧したユーザー数は34.3%増加(直前週比134.3%)しました。一都三県全体でも19.5%増加(同119.5%)しており、特定の気象事象の前後で、災害リスク情報を確認したユーザー数が増加しています。
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不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」を運営するLIFULLは9月18日、中古マンションおよび中古戸建ての物件情報ページにおいて、洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域などのリスク判定方法を更新したと発表しました。あわせて公表されたポータルサイト内の利用行動データからは、特定の気象事象の前後でハザードマップ情報へのアクセスが増加している状況が示されています。
同社が分析対象としたのは、2026年8月13日に千葉県で発生した大雨の前後期間(8月7~13日と8月14~20日)です。LIFULL HOME’S上で掲載物件(中古マンション、中古一戸建て、新築一戸建て)の物件詳細ページからハザードマップを閲覧した「ユーザー数」を比較したところ、千葉県内の物件で34.3%増(直前週比134.3%)、一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)の物件全体でも19.5%増(直前週比119.5%)となりました。LIFULLは前年の同時期についても比較データを示しており、2026年の前後比は前年の同時期の変化を上回ったとしています。
ただし、これらの利用データから直接確認できる事実は「大雨の前後期間で閲覧ユーザー数が増加した」というサイト上の行動実績であり、大雨そのものがユーザー行動を直接変容させたという因果関係までを統計的に確定するものではありません。同社は豪雨などを機に住まい選びで災害リスクを確認したいというニーズが表れた結果と解釈しています。
こうした利用動向を踏まえ、同サービスでは9月8日より、中古マンションおよび中古一戸建てを対象に災害リスク情報の表示機能を更新しました。各物件の緯度・経度と行政が公表する洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域の位置データを直接照合する仕組みへと変更し、物件1件単位で区域との重なりを判定する精度向上を図っています。本改修は物件単位でのリスク該当性を確認するためのものであり、物件そのものの安全性や資産価値を認定するものではありません。
住宅検討におけるハザード情報の利用に際しては、その性質を正しく理解する必要があります。同社も指摘するように、ハザードマップは一定の気象条件を想定したシミュレーションであり、対象区域に入っているからといって必ず被災することや「危険な物件」であることを直接意味するものではありません。逆に区域外であっても被害が発生しないとは限らず、建物の構造や階数、周辺の治水対策、日頃の備えなど多様な要素を考慮した総合的な判断が必要です。
住宅探しにおいては、価格、間取り、築年数、最寄り駅からの距離といった従来の項目に加え、地理的な災害リスク情報も確認される要素の一つとなっています。ポータルサイトによる情報の細分化が進む中、これらのデータが実際の住まい選びやリスク管理においてどのように活用されていくかが今後の注目点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













