EU、カーボベルデの海洋防衛に6000万ユーロ 沿岸警備・ISR能力を強化

2026年09月29日 11:12

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欧州連合(EU)の旗。EU理事会はカーボベルデの防衛能力強化に向け、欧州平和ファシリティー(EPF)を通じた6000万ユーロの支援措置を採択した(画像は資料写真)

今回のニュースのポイント

EU理事会は9月28日、欧州平和ファシリティー(EPF)を通じ、西アフリカ沖の島国カーボベルデの防衛能力を強化するための6000万ユーロの支援措置を採択したと発表しました。対象は同国軍の沿岸警備隊を中心に、整備・物流、教育・訓練、海洋作戦、通信、ISR(情報・監視・偵察)の5分野。カーボベルデに対するEPFによる支援措置は今回が2回目で、累計支援額は7500万ユーロに達します。本措置は「EU・カーボベルデ特別パートナーシップ」の安全保障枠組みを支える取り組みとなります。

本文
 EU理事会は9月28日、欧州平和ファシリティー(European Peace Facility, EPF)を活用し、大西洋に位置する島国カーボベルデ軍の防衛能力を強化するための支援措置を採択しました。支援額は6000万ユーロで、同国軍の防衛能力を強化し、特に沿岸警備隊の能力を補強することを主な目的としています。自国海域における主権の確保に加え、地域の海洋安全保障の改善に貢献できる能力の構築を目指します。

 今回の支援枠組みでは、具体的かつ包括的な5つの能力分野への補強が盛り込まれました。対象となるのは、整備・物流(メンテナンス・ロジスティクス)、教育・訓練、海洋作戦、通信、および情報・監視・偵察を意味するISR能力の強化です。なお、今回のEU発表資料では、提供される具体的な防衛装備の型式や数量、個別調達金額などの詳細は公表されていません。

 カーボベルデに対するEPFによる支援措置の採択は今回で2回目となります。今回の6000万ユーロが追加されたことで、EPFを通じた同国への累計支援額は7500万ユーロに達しました。今回の決定は、「EU・カーボベルデ特別パートナーシップ」の枠組みにおける「安定と安全保障」ピラー(柱)に直接寄与するものとして位置付けられています。

 欧州平和ファシリティー(EPF)は2021年3月に創設されたEU域外向けの枠組みで、共通外交・安全保障政策(CFSP)の下、第三国や地域・国際機関の軍事・防衛能力強化などを、EU予算外の基金を通じて支援する仕組みです。EUがEPFを通じ、パートナー国の海洋安全保障能力および軍事・防衛能力の強化に資金を投入する動きの一つとなります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)