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衛星通信大手のSESは9月24日、本拠を置くルクセンブルクのKockelscheuerにおいて、1万6000平方メートル規模の新たな衛星製造・試験施設の建設を開始したと発表しました。2028年の開業を予定しており、高度なエンジニアリングから製造、試験設備などを備える計画です。同社が進める事業の垂直統合戦略を支える拠点として、自社の次世代中軌道(MEO)衛星ネットワーク「meoSphere」の開発支援に加え、欧州連合(EU)の安全な衛星通信インフラ計画「IRIS²」向けの衛星組み立てや試験などにも活用されます。
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衛星通信大手のSESは9月24日、ルクセンブルク南部のKockelscheuerにおいて、1万6000平方メートル規模の新たな衛星製造施設の建設に着工したと発表しました。新施設は2028年の開業を予定しており、高度なエンジニアリング、製造、試験設備のほか、オフィスや関連インフラが整備される計画です。投資額や新規雇用規模について同社は公表しておらず、設備支出は既出の設備投資ガイダンスの範囲に含まれるとしています。
同施設はルクセンブルク政府が主導する「Space Campus(宇宙キャンパス)」構想の中核施設の一つに位置付けられています。今回の新施設建設は、SESが進める事業モデルの転換と垂直統合戦略の重要拠点となります。設計、開発、製造能力を自社側に取り込むことで、開発サイクルの迅速化やイノベーションの加速、次世代システムの効率的な展開につなげる狙いです。
新施設の主な役割の一つが、SESが計画する次世代中軌道(MEO)衛星ネットワーク「meoSphere」の開発支援です。同社は現在運用中の「O3b」および「O3b mPOWER」を通じて中軌道衛星通信を提供していますが、新施設を次世代ネットワークの開発を支える製造・技術基盤として活用します。
あわせて同施設は、欧州連合(EU)が推進する安全な衛星通信インフラ構築計画「IRIS²」に関連する製造・試験拠点としても活用される予定です。SESが参画するSpaceRISEコンソーシアムなどを通じ、IRIS²に向けたペイロードの開発、衛星本体の組み立て、統合、試験などを新施設で実施することが計画されています。
1985年にルクセンブルクで設立されたSESは、今回の拠点整備によって本拠地に衛星のエンジニアリング、製造、試験能力を拡充します。同社は新施設を、次世代衛星システムの開発を加速するとともに、ルクセンブルクを中心とした欧州の宇宙産業基盤を強化する拠点と位置付けています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













