8月有効求人倍率1.18倍、前月横ばい 新規求人は3.4%減

2026年10月02日 08:36

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厚生労働省。8月の有効求人倍率は1.18倍で前月と同水準となる一方、新規求人数は前年同月比3.4%減となった(画像は資料写真)

今回のニュースのポイント

厚生労働省が10月2日に発表した「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」によると、有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍となり、前月と同水準でした。一方、新規求人倍率(季節調整値)は2.06倍で前月から0.04ポイント低下しています。前年同月比では新規求人数が3.4%減と減少が目立ちます。産業別では、製造業や情報通信業で求人が増加する一方、宿泊・飲食サービス業や卸売・小売業で減少するなど、業種による需要の明暗が表れています。

本文
 厚生労働省が10月2日に発表した令和8年8月の一般職業紹介状況によると、有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍となり、前月と同水準となりました。一方、新規求人倍率(季節調整値)は2.06倍で、前月から0.04ポイント低下しました。正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.00倍で、前月と同水準となりました。8月の有効求人(季節調整値)は前月比0.7%増、有効求職者(同)も0.7%増となり、求人と求職の双方が同程度増加しています。

 一方、前年同月との比較では、新規求人の減少が目立ちます。8月の新規求人数(原数値)は71万8656人で、前年同月比3.4%減となりました。就職件数(原数値)も7万3616件で、前年同月比0.7%減となっています。

 産業別の新規求人(原数値)を見ると、製造業が前年同月比3.9%増、情報通信業が3.3%増、サービス業(他に分類されないもの)が0.9%増となりました。一方、卸売業・小売業は10.2%減、宿泊業・飲食サービス業は11.1%減、生活関連サービス業・娯楽業は5.7%減となっています。

 製造業の内訳(原数値)では、電子部品・デバイス・電子回路製造業の新規求人が前年同月比28.6%増、情報通信機械器具製造業が24.8%増、生産用機械器具製造業が17.1%増となるなど、製造業の一部で高い伸びとなっています。一方、卸売業・小売業では前年同月比10.2%減、宿泊業・飲食サービス業では11.1%減となっており、業種によって求人動向に差が出ています。

 都道府県別では、就業地別の有効求人倍率(季節調整値)の最高が福井県の1.72倍、最低が大阪府の0.95倍でした。受理地別(季節調整値)では最高が東京都の1.70倍、最低が神奈川県の0.83倍となっています。

 8月の雇用市場は、有効求人倍率そのものは1.18倍で前月から横ばい推移となった一方、新規求人は前年同月を下回る状況となりました。業種別では製造業や情報通信業で求人が増加する一方、宿泊・飲食、小売などでは減少しており、求人需要の動きに業種間の違いが表れています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)