日経平均、前場3,219円安の5万7,858円 一時4,300円超下落、ほぼ全面安の展開

2026年11月06日 11:40

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東京証券取引所。2026年11月6日の日経平均株価は、前場終値が前日比3,219円29銭安の5万7,858円61銭となり、取引時間中には一時4,300円超下落した(資料写真)

今回のニュースのポイント

2026年11月6日の東京株式市場で、日経平均株価の前場終値は前日比3,219円29銭安の5万7,858円61銭(約5.27%安)と大幅続落しました。前日の米国株急落を受け、前場途中には一時4,300円超下落し5万6,000円台を付ける場面がありました。その後値を戻したものの、11時20分時点の集計では値下がり6,068銘柄に対し値上がり155銘柄と、当該集計における下落割合は約97.5%のほぼ全面安となり、市場の不安定さが続いています。

本文
 2026年11月6日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅続落となりました。午前の取引である前場の終値は、前日比3,219円29銭安の5万7,858円61銭となり、下落率は約5.27%に達しました。前日の米国市場で主要株価指数がそろって急落した流れを受け、東京市場でも取引開始直後から売り注文が優勢となりました。前場の取引時間中には一時5万6,000円台まで下落し、前日終値(6万1,077円90銭)からの下げ幅が4,300円を超える場面がみられました。その後は下げ幅を縮小したものの、前場終了時点でも5万8,000円の大台を下回っており、市場の警戒感の強さが浮き彫りとなっています。

 前場の相場展開を時系列で振り返りますと、寄り付き直後から極めて急激な売り圧力にさらされました。取引開始の午前9時時点における観測値は6万374円となり、前日終値と比べてすでに700円超低い水準から取引が始まりました。その後も下値を模索する動きが急速に強まり、午前9時25分には5万7,064円まで一気に下落しました。9時時点の観測値から9時25分の水準までの値幅は、わずか25分間で3,310円に達しています。寄り付き後のわずか25分間で3,310円も水準を切り下げたことは、前日の米国株急落を受け、東京市場でも売り圧力が急速に強まったことを示しています。

 急落後も相場は荒い値動きを繰り返しました。9時25分に5万7,064円まで下落した後、9時35分には5万7,707円へ一旦戻しましたが、9時50分には5万7,252円、10時5分には5万7,044円と再び下落しました。10時15分に5万7,224円へ戻したものの、10時25分には5万6,763円を付け、提供された観測値の中で最も低い水準を記録しました。この水準は前日終値比で4,314円90銭安(下落率約7.06%)に相当します。その後、10時35分に5万7,458円、10時55分に5万7,598円、11時に5万7,564円と値を戻し、前場終値は10時25分の観測値から1,095円61銭高い水準となりました。ただ、下げ幅縮小後も前日比3,219円安という大幅下落が続いています。

 今回の急落の特徴は、指数の一時的な下振れにとどまらず、市場の極めて広範な銘柄・商品に売りが波及した点にあります。11時20分時点の集計データによりますと、値上がり銘柄数の155に対して値下がり銘柄数は6,068に達しました。値下がり銘柄数は値上がりの約39.1倍に膨らんでいます。集計対象の市場や商品区分は確認できていませんが、値上がりと値下がりの合計に占める値下がりの割合は約97.5%に達し、集計対象の銘柄・商品ではほぼ全面安の展開となりました。指数の下落が一部の銘柄群だけに起因するものではなく、投資家心理の急速な冷え込みに伴って市場全体に売りが広がった実態が示されています。

 急落の背景となった前日の米国市場では、主要な株価指数がそろって大幅な調整に見舞われました。11月5日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は前日比1,833ドル06セント安の5万1,523ドル06セント(約3.44%安)で終えたほか、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は約5.52%安、S&P500種株価指数も約4.36%安と急落しました。米国市場の大幅下落を受け、東京市場でもリスク回避姿勢が強まりました。一方、東京市場の前場終了時付近における外国為替市場のドル円相場は、1ドル=157円90銭近辺で推移していました。為替の一時点の水準だけでは株価急落との関係を判断できませんが、前日の米国株急落が東京市場の投資家心理を冷やした背景の一つとみられます。

 前場の日経平均は、一時5万6,000円台まで下落したものの、その後は前場終値までに1,000円超値を戻しました。しかし、前日終値比での下落率はなお5%を超えており、相場のボラティリティの高さと不安定さが続いています。11時20分時点の騰落状況に示されたように、ほぼ全面安の需給環境の中で前場の取引を終えました。午後の後場取引に向けては、前日の海外市場急落に端を発したリスク回避の売り圧力が一段落するのか、それとも前場安値からの買い戻しの動きが継続して下値を固める展開となるかが最大の焦点となります。投資家の不安心理がなお根強いなか、午後の立ち上がりにおける株価水準の推移や市場全体の売買需給の落ち着きどころを慎重に見極める時間帯が続きそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)