横浜ゴム、タイのPC/LT用タイヤ工場を拡張

2010年06月30日 11:00

 横浜ゴム <5101> は、タイでの乗用車用・ライトトラック(PC/LT)用タイヤの生産能力を増強。ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイの乗用車・ライトトラック(PC/LT)用タイヤ工場の年間生産能力を第3次拡張によって140本増やし400万本まで引き上げる予定だ。

 ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイは、2004年1月にラヨーン県に設立したタイヤ生産販売会社。工場敷地面積は42万平方メートルと横浜ゴムグループのタイヤ工場中最大で、すでに2005年4月からトラック・バス用タイヤ、2006年11月からPC/LT用タイヤの生産を行っている。

 PC/LT用タイヤ工場は当初年間生産能力140万本でスタートし、2007年3月に策定した第2次拡張によって2009年度中に260万本まで引き上げる計画だった。しかし、2008年秋のリーマンショックにより一時中断、2010年3月現在、同工場の年間生産能力は190万本で第2次拡張の完了を2011年4月に延期している。

 なお、第3期拡張に当たっては2011年4月からの生産開始、投資金額は97億円予定している。
(編集担当:宮園奈美)