医療費2割負担実施 負担増になる人はいない

2013年08月25日 11:22

 甘利明経済財政政策担当大臣は70歳から74歳までの人たちの医療費の窓口負担を2割にすることについて、現在1割負担の人たちが2割になることはなく、現在69歳の方が70歳になったときから2割負担になるので、誰も負担増になることはないという説明を25日のNHK番組の中で行った。

 甘利大臣は「誤解があるようなので」と前置きして説明した。2割負担の適用は現在3割負担になっている69歳の人が70歳になったときからの適用なので、負担は現在より1割軽減されることになる。一方、すでに70歳から74歳の人たちは1割負担のままなので、負担増にならない、と説明した。

 甘利大臣は社会保障制度改革について、3党(自公民)協議から、民主党が離脱としていることについて「社会保障は政争の具にしないと言っていた民主党が自分たちの考え通りにいっていないから離脱というのは、ちょっと大人気ないなと思う」と3党での協議に応じることを期待した。

 また、甘利大臣は「自民党の野田毅氏(党社会保障制度特命委員会委員長)が協議に参加するよう呼びかけていると思う」と語った。(編集担当:森高龍二)