厚生労働省は平成25年の賃金構造基本統計調査の『都道府県別速報』結果を16日、公表した。賃金が最も高い東京都と最も低い宮崎県との間に「13万6900円」もの差が生じていた。前年も東京都が最も高かったが、最低だった青森県との差は13万8000円だったので、最大格差は1100円つづまった。
それによると東京都の賃金は36万4600円で最も高かった。しかし、東京都の賃金は前年の36万5200円に比べ600円ダウンしていた。神奈川県は2番目に高く32万5000円、3番目は大阪府の31万5400円だった。
逆に最も低いのは宮崎県の22万7700円。前年最低県(青森県、22万7200円)より500円アップした。宮崎に次いで低いのはやはり沖縄県で22万8100円、次いで岩手県の22万9100円だった。
一方、都道府県別に前年に比べての賃金増減をみてみると、増加したのは19道府県だったのに対し、減少したのは28都府県になっていた。
調査の対象は10人以上の常用労働者を雇用する民間6万5007社のうちの有効回答のあった4万9453社で、6月分として支払われた所定内給与額の平均値。所得税などを含んだ額になっている。(編集担当:森高龍二)