【日経平均】助っ人はドラギECB総裁で307円の大幅高

2014年02月07日 20:45

 日本マクドナルドHD<2702>の12月期本決算の営業利益は前期比53.5%減と半減し最終利益は6割減になったが、2014年12月期は減収でも最終利益は16.7%増益でV字回復という見通しを出して88円高と大きく上昇。ジーンズメーカーのエドウィンの支援を決めた伊藤忠商事<8001>は47円高。JIN<3046>は下落が止まらず245円安で連日の昨年来安値更新で値下がり率2位。どこかの支援を受けるような時は、噂だけでも株価は反転するのだろうか。

 博報堂DYHD<2433>の4~12月期の経常利益は過去最高を更新したが7円高がやっと。TBSHD<9401>はドラマ『半沢直樹』の効果も薄く4~12月期は減収。通期業績見通しの売上高を8億円、営業利益を14億円下方修正したのを嫌気され71円安で値下がり率6位。来期は「倍返し」できるか。ドラマ『明日、ママがいない』のスポンサーが一斉に降板して大騒ぎの日本テレビHD<9404>だが、在京テレビ局で最も視聴率実績が良く4~12月期決算の経常利益は12.9%増。通期業績見通しは据え置きでも年間配当を5円増額したが27円安。1月20日の昨年来高値から株価は17%を超える下落を喫し、ドラマの問題が影を落としている。テレビ朝日<9409>の4~12月期は売上高5.7%増、最終利益は13.5%増と好調だったが2円安。減収減益決算で最終利益がほぼ半減のフジメディアHD<4676>は58円安。番組制作はアイデアで勝負のテレビ東京HD<9413>は通期の業績見通しを上方修正し開局50周年記念配10円も出すと発表して前場は高かったが、後場に利益確定売りが入り79円安で値下がり率10位になった。

「一太郎」のジャストシステム<4686>の4~12月期は純利益過去最高で46円高。ワープロソフトは「ワード」でも、日本語入力は同社の「ATOK」を愛用する人は多く、スマホ向けにも提供する。このところ好調だったゲーム関連に突然の逆風。スクエニHD<9684>とサイバーエージェント<4751>が共同リリースした最新作『ドラゴンクエストモンスターズ・スーパーライト』の「ガチャ」の当たりが出にくいとクレームが続出し、返金要求に応じる対策がとられた。スクエニHDは売買代金6位だが179円安で値下がり率3位、サイバーエージェントは295円安。もしパチンコ屋で「当たりが出にくい」と返金を要求したらどんな目にあうか考えると、ゲーム会社はサービスがいい。この余波でコロプラ<3668>は153円安、エイチーム<3662>は380円安で値下がり率7位、DeNA<2432>は78円安と連れ安した。

 家電量販店業界の10~12月期の経常利益では、ケーズHD<8282>は31%増、ヤマダ電機<9831>は14%増で3四半期ぶりの増益を発表し、ケーズHDは10%上昇の257円高で値上がり率11位、ヤマダ電機は13円高。しかし多分に消費増税前の駆け込み需要が入っており、4月1日以後の反動減で氷河期よりもひどい「全球凍結期」が来たら、この業界はいったいどうなるか。

 この日の主役はソニー<6758>。前日大引け後に4~12月期決算を発表し、売上高は16%増、営業利益は70%増だったが、通期業績見通しを下方修正した。営業利益は1700億円から800億円へ52.9%も圧縮し、最終損益は300億円の黒字が1100億円の赤字に一変。2年ぶりの最終赤字の要因はパソコン事業の投資ファンドへの売却を正式に発表し、テレビ事業の分社化、14年度末までの5000人削減も同時に発表したこと。株価は終日プラスで推移し、終値は67円高で売買代金2位。通期最終赤字転落でも、サード・ポイントの意をくんだ事業リストラにマーケットは一定の評価を与えていた。(編集担当:寺尾淳)