【今週の振り返り】15000円を何度割っても結局20円上昇した週

2014年06月14日 20:19

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大台15000円の「水面」上に、浮いては沈み、沈んでは浮いて、ほぼ元に戻って週を締めくくった

 陸運、銀行、鉄鋼、電気・ガス、金属製品がプラス。食料品、その他製品などがマイナス幅が小さい業種で、パルプ・紙、その他金融、証券、サービス、情報・通信、水産・農林などがマイナス幅が大きい業種だった。

 10日のNYダウは2.82ドル高。ほとんどの時間はマイナスでかろうじて小幅高で終えても4営業日連続史上最高値更新。NASDAQ総合指数は1.76ポイント上昇したがS&P500は-0.48で5日ぶり小反落。11日朝方の為替レートはドル円が102円台前半、ユーロ円が138円台後半で円高が進行していた。

 日経平均は5.33円高の15000.13円で始まる。大台割れの時間は14998円だった直後15秒間だけ。TOPIXはプラスで始まりマイナスに落ちない。日経平均は小刻みに一進一退を繰り返しながら値を切り上げ、午前9時30分に15072円のピークをつける。その後は徐々に水準を切り下げても小動きが続く。上海、香港市場の序盤はマイナス。日経平均は10時台後半に一時15020円近辺まで下落するが、11時台に15050円付近まで戻し、前引は15037円だった。

 後場はおおむね15040円台の狭いレンジでの静かな値動きが午後1時20分頃まで続く。その後は少し下がり15030円台で小動き継続。「荒れるSQ週の水曜日」は、今月は前日の火曜日が全部肩代わりしたかのよう。2時30分頃から上昇が始まり日経平均は15050円に乗せる。TOPIXは高値を更新し、最後はともに急騰して大引け1分前に高値を更新するが、終値は抑えられ日経平均は74.68円高の15069.48円で15000円台を1日で取り戻した。日中値幅は77円。TOPIXは+10.34の1239.07。売買高は17億株、売買代金は1兆6308億円で、依然として薄商い。

 プラス上位は鉱業、保険、銀行、情報・通信、その他金融、機械など。プラス下位は非鉄金属、小売、パルプ・紙、その他製品、精密機器など。マイナスは不動産だけだった。

 11日のNYダウは102ドル安で6日ぶり反落。NASDAQは6ポイント安。世界銀行が今年の世界経済成長率見通しを3.2%から2.8%に下方修正したのがきっかけだが、それに輪をかけたのが、昨年10月の政府機関閉鎖の元凶だったティーパーティーが秋の中間選挙のバージニア州予備選挙でカンター下院院内総務を敗北させたこと。ニュージーランド準備銀行の利上げの影響もあり、12日朝方の為替レートはドル円が102円近辺、ユーロ円が138円近辺で円高が進行していた。

 日経平均は127.33円安の14942.15円で、欧米市場の軟調に円高が重なり15000円の大台を割って始まる。TOPIXも下落し1230を割り込んだ。当初もみあいだったが、午前9時30分すぎから下落が始まり9時41分に14900円も割り、10時5分に14862円まで下げる。中国市場は上海も香港もマイナスで始まり、10時30分発表のオーストラリアの雇用統計は悪化。それでも10時50分すぎに日経平均は再び14900円のラインを越える。11時台の日経平均は徐々に値を戻し、前引は14952円で始値を上回った。

 後場は午後0時32分に日経平均は15000円の大台にあと8円の14992円。その後は徐々に遠ざかる。1時台後半からは14950円前後の小動きが延々と続いた。それでも終盤大引けにかけて上昇し、終値は95.95円安の14973.53円で反落。前場の最安値から111円も値を戻していた。日中値幅は130円。TOPIXも-1.32の1237.75と反落。売買高は21億株、売買代金は1兆8596億円とやや多めだった。

 上昇業種上位は証券、ガラス・土石、石油・石炭、銀行、鉱業、海運など。下落業種下位は不動産、金属製品、水産・農林、その他金融、空運、保険などだった。

 12日のNYダウは109ドル安で2日連続3ケタ下落。NASDAQも34ポイント安だった。小売売上高も新規失業保険申請件数も市場予測より悪かったが、最大の悪材料はイラクでイスラム過激派の反乱分子が北部の油田地帯を占領し、NYMEXのWTI原油先物7月物が2.0%急騰して約9ヵ月ぶりの高値になったこと。利益確定売りには絶好の口実になった。13日朝方の為替レートはドル円が101円台後半、ユーロ円が137円台後半で、地政学的リスクを回避して円が高くなっていた。