ジャガー・ランドローバー・ジャパンから、コンパクト・プレミアムSUV「レンジローバー・イヴォーク」の2015年モデルが発表された。2014年8月8日から全国のランドローバー正規販売店で発売を開始した。
今回の2015年モデルから「レンジローバー・イヴォーク」に5ドアモデルの「Dynamic」と「Autobiography」を追加した。既存の「Pure(ピュア)」「Prestige(プレステージ)」「Coupe Dynamic(クーペ・ダイナミック)に、新たに待望の5ドアモデルの「Dynamic(ダイナミック)」と「Autobiography(オートバイオグラフィ)」が加わり、全5グレード構成となった。
また、ボディカラーに新色のフェニックス・オレンジを追加し、全12色から選択できるようになった。
新しい5ドアモデルのディメンションは全長×全幅×全高4355×1900×1605-1635mm。ホイールベース2660mmだ。
パワーユニットは2リッター直列4気筒DOHC+ターボによって、240ps(177kW)/5500rpmの最高出力と34.7kg.m(340Nm)/1750rpmという最大トルクを発揮する。非常に低回転域から太いトルクを発生するエンジンで、街乗りからラフロード走行まで柔軟に対応出来るユニットといえる。
駆動方式はアクティブ・オンデマンド・カップリングと呼ぶフルタイム4WDで、パドルシフト付き9速オートマティックを組み合わせる。SUVというよりもクロスカントリー車としての性能も高く、クロカン四駆としてアプローチアングル25-19°、デパーチャーアングル33-30°、また渡河性能として水深限界500mmとカタログに記載するほどの高い性能を持つ。また、急勾配のヒルダウンが安心して行なえるヒル・ディセント・コントロールも全車に標準装備される。
安全装備にもまったく不足はなく、EBD(制動力配分装置)付きABSをはじめエマージェンシー・ブレーキ・アシスト(EBA)、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC/横滑り防止装置)などを標準で装備する。
さらに、オプションで、周囲の状況や明るさを認識してヘッドランプを自動的に切り替えるオートマチック・ハイビーム・アシストや、フロント&リアシート・ヒーターおよびヒーテッド・フロント・スクリーンなどを組み合わせたコールド・クライメント・パック4種類を用意している。
「レンジローバー・イヴォーク」2015年モデルの価格は3ドア車が473.0万円-626.0万円。5ドア車が605.0万円-718.0万円。いずれも消費税込み。(編集担当:吉田恒)