【今週の振返り】3ケタ高を1ケタ高でつなぎ220円上昇した週

2014年08月23日 20:03

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26年半ぶりの10連騰を逃したが、上昇に不思議の上昇あり、下落に不思議の下落なしの1週間。

 後場はプラスで再開。昼休み中に為替のドル円が103円台に乗せたこともあり15490円近辺まで棒上げする。しかしその後は、小動きしながら徐々に下がり1時30分頃に15450円台で下げ止まる。TOPIXはマイナスまで下げたが日経平均はプラスを維持。6月の全産業活動指数は-0.4%で5月から1.0ポイントも低下したが市場予測と同じだった。2時台はマイナスになりかけるかと思えば15480円近くまで上昇する。大引け前にまとまった売りが入って大きく下落し、TOPIXはマイナスになったが日経平均のプラスは死守した。終値は4.66円高の15454.45円でスレスレの8日続伸で15500円はまだ届かず。日中値幅は59円で5日連続100円未満。TOPIXは-0.65の1279.64で8日ぶりに反落し、JPX日経400も下落した。売買高は18億株、売買代金は1兆5636億円で、売買は徐々に増えている。

 上昇セクター上位は情報・通信、海運、サービス、ゴム製品、鉱業、化学工業など。下落セクター下位はその他金融、保険、電気・ガス、建設、非鉄金属、証券などだった。

 20日のNYダウは59ドル高で3日続伸したが17000ドルの大台には届かず、NASDAQは1.03ポイント安で6営業日ぶりに下落した。7月のFOMCの議事要旨が発表され利上げを活発に議論したことが明らかになった。マーケットは上げ幅を圧縮したが影響は限定的で終盤は上昇した。21日朝方の為替レートはドル円103円台後半、ユーロ円137円台半ばと円安が急進した。

 CME先物清算値は15560円。日経平均は76.53円高の15530.98円で始まる。TOPIXは1285オーバーでスタート。しばらく15530円前後でもみあうが、午前9時30分頃から尻上がりに上昇し10時22分に15600円にタッチして1分後に15601円の高値をつけた。テーマ株や低位株や新興市場よりも銀行、証券、自動車、電機などの主力銘柄が買いを集め。しかしその後は15600円の下で動かなくなり、中国のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)を息をひそめて待つムード。10時45分の発表は市場予測51.5を大きく割り込む50.3という3ヵ月ぶりの低水準。上海、香港市場は下げ足を速め日経平均は15570円台まで下落するが、為替が円安水準を保ったので15570~15580円台をほぼキープし、前引けは15575円だった。

 後場は前引けから22円下げ15553円で再開。104円にタッチしそうだったドル円が円高方向に折り返したのが影響して上値を抑えられ、午後1時台からは15560円前後で静かになる。2時に7月の全国スーパー売上高が発表され、既存店ベースで2.1%減で4ヵ月連続マイナス。食品スーパー売上高は既存店ベースで0.2%増だった。2時台の日経平均は少し上昇し15560~15580円台で動いて大引け。終値は131.75円高の15586.20円で昨年末の大納会までの9連騰と並ぶ9日続伸。日中値幅は76円でこの日も100円未満だった。TOPIXは+11.55の1291.19と反発して1290台に乗せていた。売買高は20億株で大台回復、売買代金は1兆7851億円だった。

 プラスセクター上位は証券、その他金融、不動産、ゴム製品、保険、精密機器など。下位はその他製品、ガラス・土石、繊維、サービスなど。マイナスセクターは鉱業、空運。

 21日のNYダウは60ドル高で4日続伸し約1ヵ月ぶりの17000ドル台回復。NASDAQ総合指数は5ポイント上昇。中古住宅販売件数、CB景気先行指標総合指数、新規失業保険申請件数が市場予測を上回る改善をみせて序盤は上がる。その後はそのまま水準を維持して終了した。21日朝方の為替レートはドル円が103円台後半、ユーロ円が137円台後半で、ユーロが高くなっていた。

 CME先物清算値は15650円。日経平均は31.85円高の15618.05円で始まる。序盤は午前9時8分に15628円まで上昇しても9時15分時点で値幅が15円程度しかなかったが、9時20分頃から急落して15600円を割り込み、9時24分に15590円で底を打つ。しかしTOPIXとともにギリギリでプラスを維持して10時にかけて値を戻し15600円台を回復。前場はずっと15600~15620円の値幅で動く。上海、香港市場は序盤から上昇。しかし11時20分すぎから再び急落し、11時27分には一時マイナスになって15584円まで下げるが、前引けはプラスに戻り15598円。しかし値下がり銘柄のほうが多くTOPIXはマイナスで、地合いは良くなかった。

 後場は前引け水準で再開するが、アッという間にTOPIXと連れだってマイナスに落ちる。午後1時台は少し持ち直すが1時40分頃からさらに下落し、1時42分に15524円まで下げた。前回の日経平均の10連騰は26年半前の1988年(昭和63年)2月までさかのぼり、「平成初の10連騰」危うし。夜にイエレン議長の講演を控えた「ジャクソンホール待ち」の様子見に加え、9連騰もすれば「このへんでそろそろ」という心理も強まり、ましてや利益確定売りの金曜日。ドル円が少し円高に振れたらあっさり売られてしまう。それでも25日移動平均線は15354円でまだまだ下にあり15500円は割り込まない。2時台はおおむね15550~15570円のレンジで小動きしプラスに浮上する気配は乏しい。終値は47.01円安の15539.19円で10営業日ぶりに反落して4勝1敗、前週末15日終値から220.85円上昇して今週の取引を終えた。日中値幅は104円で、100円未満は6営業日連続でストップした。TOPIXは-5.12の1286.07と反落。売買高は17億株、売買代金は1兆6737億円だった。

 プラスセクターの上位はゴム製品、水産・農林、保険、サービス、倉庫、食料品など。マイナスセクターの下位は建設、鉄鋼、鉱業、精密機器、ガラス・土石、金属製品など。(編集担当:寺尾淳)