民主党の枝野幸男幹事長は安倍内閣発足から約２年になるのを前にアベノミクスについて「結局、強いものをより強くするだけで、それ以外の人にとっては恩恵がないどころか、むしろ生活を厳しくしている」と弱者に冷たい政治、政策をとして批判した。
枝野幹事長は「アベノミクスの幻想に惑わされていた皆さんもようやく気づき始めているのではないか」との認識を示した。
安倍政権が誕生当初に、これまでの自民党とは違うとしていた発足当初とは違う、旧態の自民党政策に似てきたとの批判も出てきつつある。似ているとする指摘には、閣僚の政治とカネの問題や財界、大企業優先政策、原発再稼働や労働者派遣法改正案成立に向けた強引な審議の進め方などがあがっている。
枝野幹事長は「少なくとも安倍内閣の暴走にしっかりとしたブレーキ役を果たせるような状況をつくっていかなければならないと思っている」と野党第１党として足腰を強化する考えを示した。（編集担当：森高龍二）
