小宮山洋子厚生労働大臣は生涯未婚率が上昇していることについて「結婚は個人の自由だから生涯結婚したくないという選択はあってもいいが、本当は結婚したいけれども、特に若い人たちが非正規で収入が少ないなどということから、結婚出来ない、子どもも持てないということは、何としても克服しなければいけない」とし、正社員として就労できる環境づくりにこれまで以上に取り組む姿勢を示した。
厚生労働省の2012年版子ども・子育て白書によると、25歳から39歳の未婚率は男女ともに上昇。特に生涯未婚率(45歳から49歳、50歳から54歳の未婚率の平均値での50歳時の未婚率)は男性で20.14%、女性で10.61%と1980年に比べ、男性では17.54ポイントも上昇。女性も6.16ポイント上昇し、男性は1990年以降、女性も2000年以降、急上昇している。
小宮山厚生労働大臣は背景に「雇用の問題が非常に大きい」として、雇用問題の改善にむけた施策にさらに取り組んでいく考えを示した。(編集担当:森高龍二)