中谷元防衛大臣は南シナ海での米国の行動について「支持する」としたうえで「米海軍が行っている航行の自由作戦に自衛隊が参加する予定はない」とした。
中谷防衛大臣は３０日の記者会見で「自衛隊は南シナ海で常続的な警戒監視活動を行っておらず、そのような具体的な計画も有していない。南シナ海での自衛隊の活動については南シナ海情勢について、わが国の安全保障に与える影響を注視しつつ、今後とも十分に検討を行っていく課題であると認識している」と検討課題ではあるとした。
記者団がさらに、航行の自由作戦ではなく、あの海域で自衛隊の船は大きな演習をした時、帰りに他国の船と時々、カジュアルな感じで訓練したりすることがあるが、南シナ海にいる時に航行の自由作戦とは関係なく、そうした訓練するということもないのかとの問いに、中谷防衛大臣は「南シナ海の周辺国と二国間・多国間の共同訓練・演習はこれまでも実施してきたが、先程申した通り、こういった航行の自由作戦に自衛隊が参加する予定はないということです」と参加予定はないと繰り返した。（編集担当：森高龍二）
