マクドナルドとNTTドコモは、マクドナルドを利用のユーザーと約5400万人のドコモのdポイントクラブのユーザーの利便性とサービス向上、相互送客による企業価値向上を目的とした業務提携について、合意した。
マクドナルド＜2702＞とNTTドコモ＜9437＞は、マクドナルドを利用のユーザーと約5400万人のドコモのdポイントクラブのユーザーの利便性とサービス向上、相互送客による企業価値向上を目的とした業務提携について、合意した。
提携の取り組みとして、12月1日より、全国約3000店のマクドナルド店舗での支払いをする際に、ドコモのクレジットサービス・dカードでiD決済すると、請求時に3％を割引するサービスを開始する。また同日よりマクドナルドの都内約100店舗で、ドコモのポイントサービスであるdポイントの取り扱いを開始する。
支払い時にdカードやdポイントカードを提示すると、dポイントを貯めたり、貯まったdポイントをマクドナルドでの支払いに充当することが可能になる。今後、対象店舗につきましては、順次拡大していく予定だ。また、貯めたdポイントは、ドコモの月々の携帯電話ご利用料金や機種変更代金、コンテンツサービス等の支払いに利用できるほかにも、その他のdポイント加盟店等での支払いに充てることもできる。
マクドナルドは、商品への異物混入問題などで大幅に売り上げが落ち込んでいるが、今年1月から9月までの決算が292億円の赤字となったことが話題になったばかりだ。第3四半期までの９か月間の決算は、売り上げが去年の同じ時期より20％減少して1375億円だった。第3四半期までの最終損益が赤字となるのは2年連続で、赤字額は、2001年に株式を上場して以来、最大となっている。
また、ネット上で話題にもなっているようだが、最近のマクドナルドの値付けには、筆者は個人的に首を傾げている。いろいろあるのだが、特にチーズバーガーとダブルチーズバーガーだ。前者は130円で、後者は340円である。値段はダブルではなくトリプル近い。迷走が止まらないように思えるが、マクドナルドは ドコモとのポイント相互利用で窮地を脱出できるのだろうか。（編集担当：久保田雄城）
