MMD研究所とスマートアンサーはスマートフォンを所有する15歳以上の男女1,658人を対象に「お金の管理およびインターネットバンキングに関する調査」を実施した。
お金の管理をインターネットで行っている人は60.1%で、管理する時に利用する端末を聞いたところ、「スマートフォン」が78.7%と最も多く、次いで「PC」が50.5%、「タブレット端末」が10.1%という結果になった。
次に、スマートフォンでお金の管理をしたことがあると回答した人を対象にお金の管理ができるアプリの利用について聞いたところ、「家計簿アプリ」が48.7%と最も多く、次いで「電子マネーアプリ」が43.2%、「ポイントカードアプリ」が43.2%、「銀行のアプリ」が41.2%だった。
スマートフォンを所有する男女1,658人を対象にインターネットバンキング利用について聞いたところ、「現在利用している」が31.1%、「現在は利用していないが、利用したことがある」が9.1%と合わせて利用経験者は40.2%となった。
これを属性別で見ると、会社員の利用が最も多く44.6%、主婦は30.0%、学生は13.3%となった。スマートフォンでインターネットバンキングを利用する時にアプリとブラウザのどちらを使うかという質問をしたところ、「ブラウザ」が38.4%と最も多く、次いで「アプリ」が31.3%となった。
利用しているサービスを聞いたところ、「振り込み・送金」が58.3%、「口座情報の照会・明細の確認」が50.1%、「ネットショッピング・ネットオークションなどの支払い/決済」が29.9%となった。またインターネットバンキングを利用している理由は、「24時間いつでも利用できるから」が50.5%、「窓口やATMに行かなくてよいから」が47.0%、「手数料が安い/無料だから」が46.2%となった。
インターネットバンキングを現在利用している人を対象にインターネットバンキングに関わる被害や危険に遭った経験について聞いたところ、被害に遭ったことがあると回答した人は10.5%だった。続いて、被害に遭ったことがあると回答した人に被害に遭った内容を聞いたところ、「フィッシングメールの受信」「個人情報、口座情報の流出」が38.9%、「スパイウェアへの感染」が37.0%となった。
こうして見ていくと、インターネットバンキングの利便性の高さは間違いないが、セキュリティについては、まだまだ課題が残されていると考えていいだろう。(編集担当:久保田雄城)