政府の経済財政諮問会議民間議員でもある榊原征定日本経済団体連合会会長は記者会見で、安倍政権について「政権が発足して3年半が経過したが、内政、外交の両面で大きな成果をあげている」と評した。
榊原会長は「アベノミクスの推進で多くの経済指標が改善した」とし「現在、景気の回復は足踏み状態にあるが、2020年のGDP600兆円経済の実現を目指し、アベノミクス第2ステージを強力に進めていかなければならない。これまで通り政策を継続、実行していくためには安定的な政治基盤を確保することが必要。現政権の安定した政治基盤が継続し確保されることを期待したい」と強く安倍政権を支持する考えを示した。
また、金融政策について「金融政策、財政政策、構造改革を総動員し、タイミングよく推進していくことが重要。さらなる金融緩和については日銀がよく議論して判断すべきことで、今、経済界から要請するタイミングではない。マイナス金利を導入して、それほど時間は経過しておらず、影響を見極める時期だ」とした。(編集担当:森高龍二)