サミットへの弾みへ期待したい 日中韓外相会議

2016年08月24日 06:27

 菅義偉官房長官は23日の記者会見で、24日に開かれる日中韓3か国外相会議について「中国からは王毅(おう・き)外交部長、韓国から尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が出席する予定です。この3者会議では、3国間の協力案件の現状と将来の方向性について議論をするとともに、地域・国際情勢について意見交換を行う予定だ。3か国の外相が一堂に会して率直な意見交換をすることは極めて有意義なことだ」と外相会議が開かれることになった意味を語った。

 そのうえで「3か国外相会議が経済、環境、防災、青少年交流など、幅広い分野で成果を出し、日中韓サミット成功への大きな弾みになることを強く期待したい」と期待を語った。また、日中外相会談、日韓外相会談を開くための調整を両国間で行っているところとした。

 尖閣諸島周辺での中国の領海侵入について、日中外相会談で取り上げるのかどうかについては「2国間の懸案事項については2国間の会談でしかるべく取り上げていくというふうに考えている」と答えた。岸田文雄外務大臣も、22日夜の会見で「2国間の懸案事項については2国間の外相会談で議論する。こうした整理の下に適切に対応していきたいと考える」と答えていた。(編集担当:森高龍二)