今年上期の貿易、対米黒字、2期連続減少

2017年07月21日 08:23

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財務省が20日発表した今年上半期の貿易統計で、輸出から輸入を差し引いた額は1兆444億円と3期連続の黒字になった

 財務省が20日発表した今年上半期の貿易統計で、輸出から輸入を差し引いた額は1兆444億円と3期連続の黒字になった。一方、対米黒字は2期連続減少した。

 それによると、輸出は半導体等製造装置や自動車部品などの輸出が増加し、金額ベースで輸出額は37兆7873億円と前年同期比で9.5%の伸びになった。一方、輸入は36兆7429億円で、こちらも前年同期に比べ12.2%の伸びになった。原租油や石炭、液化天然ガスなどが増加したためだが、輸出から輸入を差し引くと1兆円を超える黒字になった。

 一方、米国との貿易では輸出は自動車部品の伸びが目立ち、全体では7兆2495億円と前年同期に比べ2.9%の増になった。輸入は4兆271億円で液化天然ガスや石炭、穀物類などが大幅に伸びたことから、前年同期比で10.7%の伸びとなった。

 この結果、輸出から輸入を差し引いた額は3兆2223億円となり、前年同期比で5.4%の減少となり、2期連続して減少となった。(編集担当:森高龍二)