小野寺五典防衛大臣は２５日の記者会見で、航空自衛隊ＰＡＣ－３高射部隊が２９日と９月７日に横田、岩国、三沢の米軍基地でＰＡＣ－３の機動展開訓練を実施すると発表した。
また３０日から１１月１７日までの間、航空自衛隊ペトリオット部隊の実弾射撃訓練を米国ニューメキシコ州で実施すると発表した。
小野寺大臣は「これらの訓練は日米同盟の強化に資するものと考えている」とした。
記者団がこの時期に米軍基地で機動展開訓練を行うことの意味合いは、と訊ねたのには「今年５月に日米首脳会談の中で一致した具体的行動の一環」と答え「今回の訓練を在日米軍基地・区域で実施した結果、日米の連携が強化され、その絆を示すことは、わが国の安全保障、同盟全体の抑止力・対処力を一層強化するという姿を見せることになると考えた」と答えた。
記者団が「米軍基地を守るという趣旨のものではないのか」と質したのには「在日米軍基地であれ、わが国領土であり、その地域にも多くの日本人が居住しているので、わが国防衛の一環の訓練と思っている」と答えた。（編集担当：森高龍二）
