財務省。財務省が27日発表した対外及び対内証券売買契約等の状況によると、8月16~22日の海外投資家による日本の株式・投資ファンド持分への投資は7641億円の売り越しとなり、2週ぶりに処分超へ転じた。
今回のニュースのポイント
財務省が27日に発表した対外及び対内証券売買契約等の状況(週次・指定報告機関ベース)によると、8月16~22日の海外投資家による日本の株式・投資ファンド持分への投資は7641億円の処分超(売り越し)となりました。前週(8月9~15日)の6224億円の取得超(買い越し)から、2週ぶりの売り越しに転じています。一方、海外勢による日本の中長期債投資は4352億円の取得超となり、3週ぶりの買い越しを記録。短期債は2兆672億円の処分超で、2週連続の売り越しとなりました。
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対外及び対内証券売買の最新の資金フローが明らかになりました。財務省が27日に発表した「対外及び対内証券売買契約等の状況」(週次・指定報告機関ベース)によると、8月16~22日の期間において、海外投資家(非居住者)は日本の株式・投資ファンド持分を7641億円売り越しました。
■海外勢、日本株を7641億円売り越し
8月16~22日の対内証券投資における海外投資家の株式・投資ファンド持分の取引内訳は、取得(買い)が38兆1719億円、処分(売り)が38兆9360億円となり、差し引きで7641億円の処分超(売り越し)でした。前週(8月9~15日)は取得33兆6290億円、処分33兆66億円で6224億円の取得超(買い越し)であったため、買い越しから売り越しへと転じました。
■直近5週間では売り越しと買い越しが交錯
足元の海外投資家による日本株投資の動きを振り返ると、一方向に買い増しや処分を進めているわけではなく、週ごとに売買方向が交錯しています。直近5週間の動向は以下の通りです。
・7月19日~25日:+9124億円(買い越し)
・7月26日~8月1日:▲3925億円(売り越し)
・8月2日~8日:▲3684億円(売り越し)
・8月9日~15日:+6224億円(買い越し)
・8月16日~22日:▲7641億円(売り越し)
このように、買い越しと売り越しが交錯する展開となっており、資金流入の勢いが一方向に固定化していない状況が確認できます。
■中長期債は3週ぶり買い越し、短期債は2兆円超の売り越し
一方、債券市場では株式とは異なる動きが見られました。
海外投資家による日本の中長期債投資は、取得が5兆7776億円、処分が5兆3423億円となり、差し引き4352億円の取得超(買い越し)となりました。前週は1兆2499億円の処分超であったため、3週ぶりの買い越しに転じています。
対照的に、海外勢の短期債投資は取得3兆8083億円、処分5兆8755億円となり、2兆672億円の処分超(売り越し)と大幅に処分が膨らみました。短期債の売り越しは前週(▲1兆1650億円)に続き2週連続です。
この結果、株式(▲7641億円)、中長期債(+4352億円)、短期債(▲2兆672億円)を合わせた対内証券投資全体では、2兆3961億円の処分超となりました。
■日本勢も海外株・中長期債を売り越しへ
国内投資家(居住者)による対外証券投資でも、株式・投資ファンド持分や中長期債が処分超(売り越し)となりました。
日本の投資家による海外の株式・投資ファンド持分は、取得が2兆5867億円、処分が3兆4557億円となり、8690億円の処分超(売り越し)でした。前週の1兆3913億円の取得超から、3週ぶりの売り越しへ転じています。
海外の中長期債投資についても、取得8兆7942億円、処分10兆7727億円となり、1兆9784億円の処分超(売り越し)を記録。前週(1兆1373億円の取得超)から4週ぶりの売り越しとなりました。短期債も2103億円の処分超(3週連続の売り越し)となり、居住者による対外証券投資全体では3兆578億円の処分超となっています。
■国内外ともに株式・債券市場で売買が入れ替わる展開
8月16~22日の取引では、海外投資家が日本株を7641億円売り越した一方、日本の投資家も海外株を8690億円売り越すなど、株式市場では国内外ともに売り超へと振れました。また、債券市場においては海外勢が日本の中長期債を3週ぶりに買い越した一方、日本勢は海外中長期債を4週ぶりに売り越すなど、資産種別ごとの資金フローの方向感が入れ替わる週となりました。
海外投資家による日本株投資は、直近5週間で買い越しと売り越しが交錯しており、一方向への資金流入・流出が続く状況にはなっていません。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













