日本関連船舶を狙ったものでないだろう 防衛相

2019年09月15日 09:19

 河野太郎防衛大臣はアメリカが呼びかけているホルムズ海峡を航行する船舶の安全確保のためとする「有志連合」への自衛隊参加について「総合的に判断し、今後どうするか、政府内でしっかり協議していきたい」と語った。

 河野大臣は「ホルムズ海峡を日本が輸入する原油の8割が通過しているエネルギー安全保障上の現実がある。また、日本とイランは伝統的に非常に友好的な関係にあり、アメリカは日本の同盟国。そうしたことをしっかり総合的に判断をして物事を決めていきたい」と語った。

 また河野大臣は「タンカーが攻撃された事案があったが、あれは日本の旗を掲げていたわけでもなく、積み荷が日本行きであったということ。日本関連の船舶を狙ったものではないだろうと当時から私は申し上げていた」と日本船舶を攻撃対象にしたものではないとのこれまでの判断を改めて強調。

 河野大臣は「(6月のタンカー襲撃事案があって)それ以降、特に日本に関連する船舶への攻撃というのはない」とし「そうした現実を踏まえながら、総合的に判断し、政府内でしっかり協議していく」と慎重に判断していく考えを示した。(編集担当:森高龍二)