「国会事情許せば」麻生副総理が訪韓 政府発表

2013年02月21日 06:15

 韓国の朴槿惠(パククネ)新大統領就任式(25日)に、麻生太郎副総理が出席し、祝意を伝える。菅義偉官房長官が20日夕、「国会の日程など諸般の事情が許せば」との条件つきで、副総理の訪韓を発表した。

 菅官房長官は「韓国は基本的な価値と利益を共有する最も重要な隣国である」としたうえで「政府としては、日韓両国での新政権成立の機会を生かし、未来志向で緊密な関係を築いていきたい」とした。

 麻生副総理が訪韓することになった理由については「麻生氏は元総理であり、安倍政権では副総理であり、韓国と緊密な関係を今日まで築いてこられた」とし「韓国との間に信頼関係があるので、緊密な関係、発展を考えて麻生副総理に決めた」と述べた。

 一方、22日に島根県主催で行われる第8回竹島の日記念行事には、政府から海洋政策・領土問題担当の島尻あいこ内閣府大臣政務官が出席すると語った。

 菅官房長官は「これまでも、政府は竹島における日本の立場を明確にするうえで、より有効な方策を不断に検討してきた。今回の出席も、その一環である」と語った。(編集担当:森高龍二)