松野官房長官は25日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の4回目のワクチン接種が始まったことを説明するとともに、3回目の接種について受けていない人たちに対し「ワクチンは種類よりもスピード。できるだけ早い3回目接種をお願いしたい」と呼び掛けた。特に20代、30代の接種率は4割程度にとどまっている。
松野官房長官は「本日より4回目のワクチン接種が始まる。接種対象は60歳以上の方と18歳以上で基礎疾患がある方、重症化リスクが高いと医師が認める方」と対象者を説明。3回目接種を受けてから5か月の間隔で4回目接種が可能としている。松野官房長官は「重症化を予防するため、対象となる方は時期が来たら、できる限り早くワクチン接種をお願いする」と早期の接種を求めた。
また3回目接種について、松野官房長官は「全人口に対する接種率が約58パーセントで、G7ではイタリア、ドイツに次いで、イギリスと同水準となったが、20代、30代の接種率は4割程度にとどまるなど、若い方を中心に3回目接種を受けていない方も多くいる。若い方でも重症化、後遺症の心配もある」と接種を促した。(編集担当:森高龍二)