防衛省は8日、国連軍地位協定に基づき在日米軍嘉手納飛行場を使用して国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上活動に対しカナダが5月上旬から6月上旬まで航空機による警戒監視活動を行うと発表した。
防衛省は「我が国としては北朝鮮による完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄の実現に向け、国際社会が一致団結して国連安保理決議の実効性確保に取組んでいく観点から取組みを歓迎する」としている。
防衛省は「我が国として朝鮮半島の完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な非核化という共通の目標に向け、米国や韓国のみならず、中国・ロシアを含む国際社会と密接に連携しながら瀬取りへの対応を含め、国連安保理決議の実効性を確保していく必要がある。防衛省・自衛隊としても海上自衛隊において国連安保理決議違反が疑われる船舶の情報収集をしており、関係国及び関係国際機関と緊密に協力を行っていく」としている。(編集担当:森高龍二)