NTT、第1四半期は増収増益 グローバル事業が成長、通期予想は据え置き

2026年08月06日 18:52

今回のニュースのポイント

NTTが6日発表した2026年度第1四半期(2026年4~6月)連結決算は、海外ITサービスやデータセンター関連が大幅に拡大したグローバル・ソリューション事業が業績を牽引し、営業収益・営業利益ともに前年同期を上回る堅調なスタートとなりました。営業収益は前年同期比10.9%増の3兆6,177億円、営業利益は同4.9%増の4,251億円を確保しました。通期の連結業績予想および年間配当予想(5.40円)につきましては従来計画のまま据え置いています。

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 NTTが6日発表した2026年度第1四半期(2026年4~6月)連結決算(IFRS)は、営業収益が前年同期比10.9%増の3兆6,177億円、営業利益が同4.9%増の4,251億円、税引前四半期利益が同7.6%増の4,214億円、当社に帰属する四半期利益が同5.8%増の2,748億円となり、主要利益項目で増収増益を達成しました。

 各事業セグメントのうち最も力強い伸びを見せたのはグローバル・ソリューション事業です。海外におけるITソリューションやデータセンター関連の需要拡大を取り込んだことで、売上高(外部顧客向け営業収益)は1兆2,270億円(前年同期は1兆544億円)、セグメント利益は635億円(前年同期は578億円)へと大きく拡大しました。

 主力の総合ICT事業(ドコモグループ等)も、モバイル通信や光ブロードバンド、法人向けソリューションなどの需要に支えられ、外部顧客向け売上高1兆5,422億円、セグメント利益2,462億円を計上してグループ全体の強固な利益基盤を支えました。また、固定通信を担う地域通信事業(NTT東日本・西日本)も外部顧客向け営業収益は6,036億円、セグメント売上高は7,636億円となり、セグメント利益985億円を確保して安定した収益を維持しています。

 財務基盤および資金繰りにつきましても引き続き良好な状態を保っています。第1四半期末時点の総資産は47兆4,597億円、株主資本比率は前期末と同水準の20.8%となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは5,745億円の収入(前年同期は5,263億円)と前年同期から増加し、現金及び現金同等物の残高は前期末から約4,655億円増加して2兆3,874億円に達しています。

 通期の連結業績予想および配当予想については従来計画を据え置きました。通期計画は営業収益15兆600億円(前期比4.5%増)、営業利益1兆7,100億円(同0.2%増)、当社に帰属する当期利益9,800億円(同5.5%増)を見込んでおり、年間配当予想も5.40円(中間2.70円、期末2.70円)を維持しています。

 今後は、海外ITサービスやデータセンター関連需要の伸長が継続するかに加え、国内通信事業の安定収益を維持できるかが通期計画達成のポイントとなります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)