国内投資家、海外証券1.8兆円買い越し 海外勢は日本株を2週連続売り越し

2026年08月14日 17:12

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国内外投資家による証券売買の動向を示す「対外及び対内証券売買契約等の状況」を発表した財務省。8月2~8日は国内投資家による海外証券投資が1兆8116億円の買い越しとなった

今回のニュースのポイント

財務省が14日発表した「対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)」によると、8月2~8日の国内投資家による対外証券投資は、株式・投資ファンド持分、中長期債、短期債の合計で1兆8116億円の取得超(買い越し)となりました。 前週(7月26日~8月1日)の6262億円の買い越しから、買越額が拡大しました。 一方、海外投資家による対内証券投資は全体で2113億円の処分超(売り越し)となり、このうち日本の株式・投資ファンド持分は3685億円の売り越しと、2週連続で海外勢の売り越しとなりました。

本文
 財務省が14日に発表した「対外及び対内証券売買契約等の状況(週次・指定報告機関ベース)」によると、8月2~8日における国内投資家(居住者)の対外証券投資は、株式・投資ファンド持分が9635億円の買い越し、中長期債が1兆6294億円の買い越し、短期債が7814億円の売り越しとなり、合計で1兆8116億円の買い越しとなりました。

 前週(7月26日~8月1日)の対外証券投資は、株式・投資ファンド持分が2764億円の売り越しだった一方、中長期債が4779億円の買い越し、短期債が4247億円の買い越しとなり、全体で6262億円の買い越しでした。今回は海外の株式・投資ファンド持分が買い越しへ転じたほか、中長期債の買越額も大幅に増えたことで、対外証券投資全体の買越額が拡大しました。

 国内投資家による海外の株式・投資ファンド持分は、9635億円の買い越し(取得額4兆6797億円、処分額3兆7162億円)となりました。前週の2764億円の売り越しから、2週ぶりの買い越しとなっています。直近5週間の推移をみると、7月5~11日(1962億円の買い越し)、7月12~18日(1213億円の売り越し)、7月19~25日(2891億円の買い越し)、7月26日~8月1日(2764億円の売り越し)を経て、今回の買い越しへと転じました。

 中長期債への投資も買い越し規模が拡大しました。国内投資家による海外中長期債は1兆6294億円の買い越し(取得額8兆9127億円、処分額7兆2833億円)となり、前週(4779億円の買い越し)から大幅に伸びて2週連続の買い越しとなりました。一方、海外短期債は前週の4247億円の買い越しから、今回は7814億円の売り越しへと転じています。

 一方、海外投資家(非居住者)による対内証券投資では、日本の株式・投資ファンド持分が3685億円の売り越し(取得額45兆3570億円、処分額45兆7254億円)となりました。前週の3925億円の売り越しに続き、2週連続の売り越しです。ただし売越額自体は前週の3925億円から小幅に縮小しています。

 海外投資家によるその他の日本証券投資では、中長期債が587億円の売り越しとなり、前週の5589億円の買い越しから2週ぶりの売り越しへ転じました。一方、短期債は2159億円の買い越しとなり、前週の2929億円の売り越しから5週ぶりの買い越しへ転換しています。この結果、対内証券投資全体では2113億円の売り越し(前週は1266億円の売り越し)となりました。

 8月2~8日の週は、国内投資家が海外株式や中長期債を中心に海外証券への買い越し規模を拡大させた一方、海外投資家は日本株を2週連続で売り越す状況となりました。今後も指定報告機関ベースでの国内外投資家による証券売買の推移が注視されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部)