三菱自動車「パジェロ」復活、新型を世界初披露 2026年度に日本投入、約100カ国へ展開

2026年09月02日 16:49

パジェロ

三菱自動車が世界初披露した新型「パジェロ」。2026年度にタイ、日本、オーストラリアへ投入し、次年度以降は世界約100カ国へ順次展開する計画(画像は三菱自動車リリースより)

今回のニュースのポイント

三菱自動車工業は9月2日、クロスカントリーSUV「パジェロ」をフルモデルチェンジし、新型モデルを世界初披露しました。2026年度に生産拠点であるタイを皮切りに日本やオーストラリアへ投入し、次年度以降はASEAN、中南米、中東など世界約100カ国へ順次展開する計画です。初代から4代目までの累計生産台数が329万台を超える伝統ブランドを全面刷新し、同社は今後の三菱車全体を牽引する「新世代のフラッグシップモデル」と位置付けています。

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 三菱自動車工業は2026年9月2日、同社を代表するクロスカントリーSUV「パジェロ」をフルモデルチェンジし、新型モデルを世界初披露しました。

 同社は新型パジェロを、単なる名車ブランドの復活にとどまらず、これからの三菱自動車ブランドを象徴する「新世代のフラッグシップモデル」と位置付けています。同社の岸浦恵介取締役代表執行役社長兼COOは、2030年代に向けた中長期ビジョンで掲げる「尖った商品・ブランドの強化」の第一弾が新型パジェロであり、今後の「パジェロ」シリーズをはじめとするすべての三菱車を牽引するモデルになると説明しました。

 事業展開としては、2026年度に生産拠点であるタイを皮切りに、日本およびオーストラリアへ投入する計画です。さらに次年度以降、ASEAN(東南アジア諸国連合)、中南米、中東など、世界約100カ国へ順次展開していく方針を示しました。

 「パジェロ」は1982年に初代モデルが誕生。本格的な悪路走破性と乗用車並みの快適性を兼ね備えた四輪駆動車として、1990年代の国内RVブームを牽引しました。初代から4代目までの累計生産台数は329万台を超え、世界170以上の国と地域で展開されてきた同社の基幹ブランドです。

 新型モデルのパワートレインには、専用開発した2.4リットル・クリーンディーゼルエンジン(最大トルク480Nm、一部仕様は470Nm)を採用し、新開発のスポーツモード付き8速オートマチックトランスミッションを組み合わせました。

 車両構造には高剛性なラダーフレームを採用。4WDシステムには「スーパーセレクト4WD-II(SS4-II)」を搭載し、後輪駆動からセンターデフロック付きローギヤまで4つの走行モードを選択可能です。さらに、四輪の駆動・制動力を統合制御する「S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)」や7種類のドライブモードを盛り込み、あらゆる路面環境での走破性と安定性を追求しています。

 車体寸法は全長4,920mm、全幅1,925mm、全高1,910mm、ホイールベース2,870mm。室内は3列7人乗りのパッケージングとし、取り回しの良いボディサイズと上質な居住空間を両立させたと説明しています。

 インテリアには視認性に優れた2枚の14.3インチ大型ディスプレイで構成する「モノリスディスプレイ(一部仕様は12.3インチ)」を採用。先進の予防安全技術や高速道路同一車線運転支援機能「MI-PILOT(マイパイロット)」、三菱自動車として初となるSRSセンターエアバッグを含む計8つのエアバッグを装備しました。さらに周辺状況をリアルタイムで表示する「3Dマルチアラウンドモニター」など、最新の安全・利便技術を網羅しています。

 三菱自動車は新型パジェロを、2030年代に向けた中長期ビジョンで掲げる「尖った商品・ブランドの強化」の第一弾と位置付けています。今後のパジェロシリーズをはじめ、三菱車全体を牽引する新世代のフラッグシップモデルとして、世界約100カ国への展開を計画しています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)