今回のニュースのポイント
日本銀行が9月25日に公表した2026年6月末の「BIS国際与信統計」によると、邦銀の国際与信残高(最終リスクベース)は5兆8552億ドルとなりました。国・地域別の前期差(3月末比)では、米国向けが401億ドル減少しました。内訳はクロスボーダー与信が261億ドル減、現地向け与信が139億ドル減でした。一方、英国向けは75億ドル増加しました。別集計となる「BIS国際資金取引統計」でも、日本所在銀行の米国向け対外債権が為替調整済前期差で730億ドル減少しました。
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日本銀行が9月25日に発表した2026年6月末時点のBIS国際与信統計(最終リスクベース・日本集計分)によると、国内に本店を置く銀行(邦銀)の連結ベースでの国際与信残高は5兆8552億ドルとなりました。2023年6月末の4兆ドル台後半から、振れを伴いながら残高水準は拡大しています。
国・地域別の前期差(2026年3月末との比較)をみると、主要先進国の中では米国向け与信の減少が目立ち、401億ドル減少しました。米国向け与信の減少を分類別にみると、国内本支店や海外拠点による「クロスボーダー与信」が261億ドル減、米国の現地拠点が現地の債務者に対して供与する「現地向け与信」が139億ドル減となりました。一方、増加した国では英国向けが75億ドル増(クロスボーダー56億ドル増、現地向け19億ドル増)、アイルランド向けが46億ドル増、フランス向けが37億ドル増となっています。
BIS国際与信統計(最終リスクベース)は、保証や担保などの信用リスクの移転先を考慮し、最終的にリスクを負う国・地域別に邦銀の対外与信(海外支店・海外現地法人を含む連結ベース)を集計した指標です。日銀資料では各国の与信動向の残高変化を示しており、個別要因や市場背景などの変化理由については記載されていません。
あわせて公表されたBIS国際資金取引統計(日本所在銀行を対象とし、邦銀の海外拠点を含まない統計)によると、2026年6月末のグロス対外債権残高は5兆1796億ドル、グロス対外債務残高は1兆6596億ドルとなり、ネット対外債権は3兆5200億ドルとなりました。為替レートの変動を調整した前期差では、グロス対外債権全体が642億ドル減少する中、国別では米国向けが730億ドル減少しました。また、グロス対外債務(前期差493億ドル減)でも米国からの債務が336億ドル減少しています。
対象とする金融機関の範囲や集計概念が異なる両統計ですが、2026年4~6月期はいずれのデータにおいても対米与信・債権残高の減少が確認される結果となりました。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













