三井金属、下期の亜鉛生産11.77万トン 上期見込み比19%増

2026年10月01日 18:38

今回のニュースのポイント

三井金属は10月1日、2026年度下期の地金生産計画を発表しました。亜鉛は11万7700トンを計画し、2026年度上期見込みの9万8500トンから1万9200トン、約19.5%増えます。前年同期実績の8万9200トンと比べると約32.0%増となります。鉛も3万8100トンと上期見込みを上回る計画です。会社側は亜鉛と鉛の生産増加について、上期および前年下期に定期修繕を実施したためとしています。

本文
 三井金属は10月1日、2026年度下期(2026年10月~2027年3月)における地金生産計画を発表しました。亜鉛の生産計画は11万7700トン(117.7千トン)となり、2026年度上期見込みの9万8500トン(98.5千トン)から1万9200トン増加する計画となりました。上期見込みと比較した増加率は約19.5%となります。また、前年同期にあたる2025年度下期実績の8万9200トン(89.2千トン)との比較では、2万8500トン増となり、増加率は約32.0%となります。なお、本文中の増減率は、公表された生産量を基に編集部が単純計算したものです。

 会社側は亜鉛の生産計画が拡大する理由について、比較対象となる時期に実施した定期修繕の影響を挙げています。2026年度上期との比較では、上期中に定期修繕を実施したことが下期の生産増加につながる要因としています。また、前年同期(2025年度下期)との比較においても、前年下期に大規模な定期修繕を実施していたことを亜鉛の増加理由として挙げています。

 鉛の2026年度下期生産計画は3万8100トン(38.1千トン)となりました。2026年度上期見込みの3万3800トン(33.8千トン)と比較すると4300トン増となり、約12.7%の増加となります。前年下期実績の3万5300トン(35.3千トン)との比較では2800トン増となり、約7.9%の増加となります。鉛についても亜鉛と同様に、2026年度上期に定期修繕を実施したことや、前年下期に大規模定期修繕を実施したことが、それぞれ上期見込み比および前年下期実績比での増加理由となっています。

 貴金属では、金の2026年度下期生産計画は0.5トンとなり、2026年度上期見込みの0.5トンと同水準の横ばいとなりました。一方、前年下期実績の0.7トンとの比較では0.2トン減少する計画となっています。

 銀の2026年度下期生産計画は55.0トンとなりました。2026年度上期見込みの47.9トンと比較すると7.1トン増となり、約14.8%の増加となります。これに対して、前年下期実績の57.0トンとの比較では2.0トン減となり、約3.5%の減少となります。

 会社側の説明によると、前年下期実績と比較して金および銀の生産計画が減少している背景については、使用する原料品位の差によるものとしています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)