から揚げ、好きなおかず6回連続1位 手作り減り惣菜が増加、全国1万4千人調査

2026年10月15日 18:53

今回のニュースのポイント

ニチレイフーズが2026年10月14日に公表した「全国から揚げ調査2026」(14,061人対象)によると、から揚げが好きなおかずランキングで65.5%の支持を集め、6回連続の1位となりました。一方で、過去1か月以内に食べた経路(複数回答)では、惣菜が41.0%(2019年:36.9%)、手作りが33.5%(2019年:36.0%)となり、食べる方法の多様化が進んでいます。また、月1回以上の喫食率は前年より低下しており、人気の高さと調理・購入行動の違いが浮き彫りとなっています。

本文
 株式会社ニチレイフーズは2026年10月14日、全国の生活者を対象に実施した「全国から揚げ調査2026」の結果を公表しました(出典元:ニチレイフーズ調べ)。好きなおかずとしての高い人気が維持される一方で、家庭における調理や購入経路には一定の変化が見られます。

 本調査は2026年8月18日~31日の期間、全国の20代~70代の男女14,061人を対象にインターネットで実施されたものです。全30品目の中から好きなおかずを選ぶ設問(複数回答)において、から揚げは65.5%の票を集め、本調査で6回連続となる1位を獲得しました。

 幅広い世代から支持される一方、から揚げの「食べ方(調理・購入経路)」には多様化が見られます。過去1か月以内にから揚げを食べた人にその経路(複数回答)を尋ねた2026年の結果では、「惣菜」が41.0%で最も高く、次いで「手作り」が33.5%、「冷凍食品」が26.3%となりました。

 2019年の同調査データと比較すると、惣菜での喫食割合は2019年の36.9%から2026年は41.0%に上昇した一方、手作りは2019年の36.0%から2026年は33.5%へ低下しています。家庭内で一から調理する割合が減少する一方で、中食である惣菜を利用して食べるスタイルが浸透している様子がうかがえます。

 なお、月1回以上から揚げを食べた人の割合は、2026年は64.9%となり、2025年の結果から4.3ポイント低下しました。好きなおかずとしての認知や評価が高いことと、実際に食事として消費する頻度が増加しているかどうかは別の指標であり、単純な消費拡大と判断することはできません。

 から揚げを食べる方法には、家庭で一から調理するほか、惣菜や冷凍食品などの市販品を利用する選択肢もあります。ただし、手作りの割合が低下した理由や、惣菜の利用が増えた背景については、今回の数値だけで特定することはできません。

 こうした家庭での食事準備に関する傾向について、株式会社クロス・マーケティングが2026年5月14日に公表した「食に関する調査2026・内食中食編」(2026年4月14日~15日実施、全国20~69歳男女3,000人対象)では、自宅で食べる夕食において「手料理派」と答えた割合が75%でした。これは2022年調査比で4ポイント低下しており(2025年比では横ばい)、家庭の夕食全般において手料理以外の選択肢を組み入れる姿勢が見られます。

 今回の両調査は調査主体や対象者、対象となる料理の範囲が異なる独立したアンケートであり、手料理派の割合の変化とから揚げの調理経路の変化を直接的な因果関係で結び付けることはできません。また、企業調査の側面を持つことから、特定の商品形態の優位性を証明するものでもありません。

 から揚げが好きなおかずとして支持され続ける一方で、その楽しみ方には手作りだけでなく惣菜や冷凍食品など多様な手段が選択されています。「好きなおかずであること」と「一から家で調理すること」を区別し、生活スタイルに合わせた食選択が行われている実態が示されています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)