コナミG、通期営業益予想を500億円上方修正 ゲーム事業が急伸、中間営業益73%増で過去最高

2026年10月29日 18:34

今回のニュースのポイント

コナミグループが発表した2027年3月期中間連結決算(IFRS)は、売上高が前年同期比37.0%増の3,079億円、営業利益が同73.1%増の1,112億円となり、中間期として過去最高を更新しました。デジタルエンタテインメント事業の売上高が44.3%増、事業利益が75.1%増と急伸し全体を主導。通期営業利益予想も従来予想比で500億円上方修正して1,930億円(前期実績比42.0%増)とし、期末配当予想の引き上げに伴い年間配当予想を75円増額しました。

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 コナミグループ(9766)は2026年10月29日、2027年3月期中間連結決算(2026年4~9月、IFRS)の発表とともに通期業績予想の上方修正を開示しました。通期の営業利益予想を従来予想の1,430億円から500億円(約35.0%)引き上げ、1,930億円(前期実績比42.0%増)に見直しました。

 中間期の実績は売上高およびすべての利益項目で中間期の過去最高を更新しました。売上高は前年同期比37.0%増の3,079億円(3,079億7,500万円)、本業の収益力を示す事業利益は同72.2%増の1,120億円(1,120億8,800万円)、営業利益は同73.1%増の1,112億円(1,112億6,400万円)、親会社の所有者に帰属する中間利益は同70.5%増の792億円(792億3,800万円)を計上しました。連結売上高営業利益率は前年同期の約28.6%から約36.1%へと約7.5ポイント改善しました。

 収益急拡大を牽引したのは主力のデジタルエンタテインメント事業です。セグメント間取引を含む同事業の売上高は前年同期比44.3%増の2,435億円(2,435億2,100万円)、事業利益は同75.1%増の1,074億円(1,074億8,300万円、丸め表示で約1,075億円)となりました。事業利益率は約36.4%から約44.1%へ約7.7ポイント向上し、全体利益の大部分を稼ぎ出しました。なお、同事業の営業利益は約1,060億円(同74.2%増)です。

 コンテンツ面では、主力タイトル「eFootball」が大型アップデートや各種キャンペーンで好調を維持しました。加えて「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2」や「SILENT HILL: Townfall」、世界展開した「プロ野球スピリッツ2026」の発売、完全新作「幻想水滸伝 STAR LEAP」の国内配信開始などが寄与しました。

 他事業も堅調で、セグメント間取引を含む売上高はアーケードゲーム事業が103億円、ゲーミング&システム事業が251億円、スポーツ事業が257億円となりました。事業利益はアーケードゲーム事業が前年同期比50.1%増の26億円、ゲーミング&システム事業がスロットマシン販売の好調で同154.4%増の24億円、スポーツ事業が同8.9%増の19億円(営業利益は約24億円)となりました。

 通期の連結売上高予想は従来予想比780億円増(約15.4%増)の5,830億円(前期比18.1%増)へ引き上げました。特筆すべきは、連結売上高予想の増額分780億円と連結事業利益予想の増額分500億円が、いずれもデジタルエンタテインメント事業の引き上げ額(売上高4,500億円、事業利益1,880億円へ修正)と完全に一致している点です。他事業の通期予想は据え置かれており、業績上方修正はゲーム事業の成長に集中しています。修正後通期営業利益に対する中間期の進捗率は約57.6%です。

 あわせて年間配当予想を従来予想の224円から75円増額し、1株当たり299円(前期実績比77円50銭増配)へ引き上げました。中間配当は取締役会で112円に決定(支払開始日2026年11月19日)し、期末配当予想を従来の112円から187円へ75円引き上げたことによるものです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)