大企業の10社に1社 70歳以上働ける

2013年10月30日 21:11

 高齢者雇用で70歳以上まで働ける企業は大企業の11%、中小企業の19%になっていることが厚生労働省の調査で分かった。今年6月1日現在でまとめた。

 厚生労働省が従業員31人以上の企業約14万社(中小企業12万8244社、大企業1万4826社)を対象にまとめたところによると、中小企業(従業員300人まで)の91.9%、大企業(301人以上)の95.6%が高齢者雇用確保の措置をとっていた。

 また、希望者全員が65歳以上まで働ける企業は中小企業の68.5%(8万7828社)、大企業の48.9%(7253社)と中小企業では前年調査時より16.8%増加。大企業では24.6%の大幅増になった。70歳以上まで働ける企業は中小企業で2万4365社、大企業で1628社あった。

 厚生労働省では雇用確保措置が未実施の1万1003社に対し、都道府県労働局などから個別指導を強力に実施していくほか、生涯現役社会の実現に向け70歳まで働ける企業の普及・啓発に努める考え。(編集担当:森高龍二)