Google、Android搭載促進に向け自動車メーカーらと提携

2014年01月13日 19:58

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2009年から自動運転の車の開発に注力するなど、自動車産業に対して活発なアプローチを行ってきていたGoogle(グーグル)が、自動車メーカー4社と提携した

 2009年から自動運転の車の開発に注力するなど、自動車産業に対して活発なアプローチを行ってきていたGoogle(グーグル)が、自動車メーカーであるゼネラルモーターズ、アウディ、本田技研工業<7267>(ホンダ)、ヒュンダイ、そして半導体メーカーのNVIDIAらと提携し、自動車へのAndroid搭載促進を目指すアライアンス「Open Automotive Alliance(OAA)」の結成を発表した。OAAは、「自動車技術をすべての人にとって、より安全かつ直感的なものとするための共通プラットフォームの構築に取り組む」としている。

 OAAの説明によれば、このアライアンスは自動車における技術革新の推進を目的としている。そしてAndroidにおけるオープンな開発モデルと、共通プラットフォームを活用することにより、ドライバーと自動車メーカーとの距離を縮め、より迅速かつ容易に最新技術の提供を行うことが出来、それによって開発された車が安全にかつ、拡張性の高い方法でもってドライバーらへ優れた体験を実現するための様々な機会の創出が可能となる、としている。

 OAAは計画の一端として、14年末までにAndroidが搭載されたコネクティッドカーの開発に着手し、さらにそれ以降にはOAAへの参加企業を増やし、自動車産業におけるさらなる技術の発展に努める予定であることを発表した。また、Androidプラットフォームを搭載した自動車の安全性に関して、OAAはすでにアメリカの国家道路交通安全局との話し合いを開始しているとのこと。

 それぞれのメーカーにより、投入開始の時期は異なるだろうが、OAAは14年末までにはAndroidが搭載された最初の自動車が登場するとの見込みを示している。

 12年には、Appleが自動車運転中にSiriを活用してドライバーをサポートすることの出来る「Eyes Free」というシステムを発表しており、またフォードはMicrosoftの技術を利用し、07年に車載コネクティングシステム「SYNC」の搭載を開始し、14年には新しいバージョンの「SYNC AppLink」を発表している。このようにGoogleに限らず、それ以外のIT企業からも自動車産業参入に対して、積極的な取り組みが行われている。(編集担当:滝川幸平)