【今週の振返り】ギリシャ問題解決を織り込み531円上昇した週

2015年06月27日 20:36

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水曜日まで4連騰で終値878円高は、12連騰時の終値999円高に比べて2.6倍の上昇ペースだった。さすがに木曜、金曜はクールダウンした。

 26日の日経平均は続落。NYダウは75ドル安で続落。個人消費が+0.9%で市場予測より良く、新規失業保険申請件数も市場予測より良好な数値を示しプラスで始まったが、ユーロ圏財務相会合が結論を27日に先送りしてギリシャ債務問題は依然、先が見えないまま。そのためズルズルとマイナス圏に沈んだ。為替はユーロは下落したがドルは堅調でドル円は123円台後半。CME先物清算値は20715円だった。

 月末の金曜日なので取引開始前に国内のマクロ経済指標がまとめて発表された。5月の労働力調査の有効求人倍率は1.19倍で市場予測の1.17倍を上回り、バブル崩壊期の1992年3月以来23年2ヵ月ぶりの高水準。失業率は3.3%で4月から横ばい。5月の家計調査の二人以上世帯の実質消費支出は+4.8%で4月の-1.3%から大幅改善し市場予測の+3.3%も上回った。消費者物価指数(CPI)は、5月の全国は市場予測の横ばいを上回る+0.1%、6月の東京都区部は+0.1%で市場予測と同じと、悪い指標が全くなかった。

 977社が株主総会を開く集中日の日経平均は12円安の20758円で始まる。TOPIXも1670を割ってスタート。午前9時5分に約3円安の20768円まで上昇するが、プラスにはなれず20700円台前後でくすぶる。4日連騰で終値878円高の反動に加え、利益確定売りの金曜日。10時30分を回ると上海市場軟調の影響も出て20600円台に水準を切り下げ11時2分に20650円の安値をつける。ドル円も123円台前半まで円高が進行。若干値を戻して前引けは94円安の20676円だった。

 後場は下げ幅を圧縮して再開し20700円台を回復。日銀のETF買いの思惑もあるようで午後1時を回ると先物主導で上昇しこの日の高値を更新し1時14分にプラスに浮上した。TOPIXもプラス浮上。しかし1時台に2回タッチしたもののプラスの時間は数分程度と短かった。2時台は前日終値から遠ざかったり、急接近したりしたが、プラスになれないまま終盤は前日同様に先物主導でズルズル下落。やはりギリシャが気になるら模様。20700円台も守れずいったん割り込むものの、最後の最後でV字反転して20700円台を死守し、65円安の20706円で終えた。

 日経平均終値は65.25円安の20706.15円、TOPIX終値は-3.88の1667.03。売買高は21億株、売買代金は2兆2666億円。値上がり銘柄数は682、値下がり銘柄数は1053。上昇したセクターはその他金融、銀行、保険、繊維、空運、証券、倉庫など14業種。下落したセクターは鉄鋼、ゴム製品、鉱業、非鉄金属、石油・石炭、陸運、電気・ガスなど19業種だった。

 今週の星取は3勝2敗。前週末19日の終値20174.24円から531.91円上昇して今週の取引を終えた。24日まで終値で878円上昇した4連騰が大きく効いて、4週間ぶりに週間騰落がプラスになった。(編集担当:寺尾淳)